本日は先ず、清里駅から小淵沢駅方面に二つ戻り甲斐小泉駅で下車。すぐ目の前の「平山郁男シルクロード美術館」を訪れた。
平山郁男という画家、名前は知っているが実際に作品を直に見たことはない。シルクロードを描き続けたことと東京芸大の学長を勤めたことは知っている。
昔ラクダに乗っている隊商の一行の絵を見て違和感をもって以来食わず嫌いを通してきた。それはどういうことかというと、隊商というのは荷を運んで成り立つのであるから、ラクダ10頭で10人ではないはずだ。しかし荷を積んだラクダがいないのだ。私はそれに強い違和感を持った。
同時に私は現にシルクロードの地域に生きる人々の息遣いが感じられないというところにも違和感がある。幻想の隊商を描いたのだろうが、文化の伝播は現代人の歴史に対する幻想であると同時に、生々しい現実の生活にまみれた地域の人々の往来である。現代の人々の生活感が私には感じられない。
これが私の食わず嫌いの根拠だ。
今回この違和感は残したまま、平山郁男という画家の絵が面白いと感じたのは、緑の使い方に感心したからだ。
今回展示してある奥入瀬渓谷の深い緑のグラデーションに魅入られた。とても奥行きの深い自然描写の力を感じた。これはもっとキチンと見なくてはいけないのかと思った。これ以上は何ともいえないが、素直に作品に対した方が良さそうである。
次に訪れたのは、「浅川伯教・巧兄弟資料館」。甲斐小泉駅からタクシーで3500円したがこれも訪れて良かった。以前に映画「道ー白磁の人ー」の感想をこのブログにアップしたが、この浅川兄弟の出身地である北杜市高根にある資料館である。とても丁寧な展示であった。
この2館の感想も後日アップしたい。
とてもよい一日であった。ともに妻の発案である。
本日の宿泊は塩山にある川浦温泉。
平山郁男という画家、名前は知っているが実際に作品を直に見たことはない。シルクロードを描き続けたことと東京芸大の学長を勤めたことは知っている。
昔ラクダに乗っている隊商の一行の絵を見て違和感をもって以来食わず嫌いを通してきた。それはどういうことかというと、隊商というのは荷を運んで成り立つのであるから、ラクダ10頭で10人ではないはずだ。しかし荷を積んだラクダがいないのだ。私はそれに強い違和感を持った。
同時に私は現にシルクロードの地域に生きる人々の息遣いが感じられないというところにも違和感がある。幻想の隊商を描いたのだろうが、文化の伝播は現代人の歴史に対する幻想であると同時に、生々しい現実の生活にまみれた地域の人々の往来である。現代の人々の生活感が私には感じられない。
これが私の食わず嫌いの根拠だ。
今回この違和感は残したまま、平山郁男という画家の絵が面白いと感じたのは、緑の使い方に感心したからだ。
今回展示してある奥入瀬渓谷の深い緑のグラデーションに魅入られた。とても奥行きの深い自然描写の力を感じた。これはもっとキチンと見なくてはいけないのかと思った。これ以上は何ともいえないが、素直に作品に対した方が良さそうである。
次に訪れたのは、「浅川伯教・巧兄弟資料館」。甲斐小泉駅からタクシーで3500円したがこれも訪れて良かった。以前に映画「道ー白磁の人ー」の感想をこのブログにアップしたが、この浅川兄弟の出身地である北杜市高根にある資料館である。とても丁寧な展示であった。
この2館の感想も後日アップしたい。
とてもよい一日であった。ともに妻の発案である。
本日の宿泊は塩山にある川浦温泉。