Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

中井久夫氏について

2015年12月03日 22時44分27秒 | 読書
 昨日、中井久夫氏の最近の著作集からの引用を掲載したら、友人から中井久夫氏についてどのような方か?という反応があった。
 詳しくはいくつかの著作を読んでいただくしかないのだが、確かに一般的には「著名」ではない。私も「時には本の話でも・・・」というブログの管理人である「葦原の山姥」様に紹介をいただいた時はまったく知らなかった。私は紹介されても著者についてまったく知らなかったのですぐに著作を購入してとうとう専門書とギリシャ現代詩の翻訳以外のほとんどのエッセイ等(みすず書房、ちくま学芸文庫、岩波書店)は購入して目をとおした。それだけの魅力ある方なので私の紹介などよりも是非直接読んでいただきたいとお願いした。
 とりあえず以下に著者である中井久夫氏の紹介を人文書院の「戦争と平和 ある観察」の奥書とウィキペディア等から再構成してみた。なお、著作に「目をとおしたこと」と「理解したこと」との間には深い海溝のような断絶がある。そのことは前提にしていただきたい。

★中井久夫★
1934年奈良県生まれ。京都大学法学部から医学部に編入後卒業。神戸大学・甲南大学名誉教授。専門は統合失調症の治療法研究。阪神・淡路大震災(1995年)に際して被災者の心のケアにあたったことを契機に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の研究・紹介を精力的に行った。私が目をとおしたおもな著作は以下のとおり。
『治療文化論』岩波書店〈同時代ライブラリー〉、1990/岩波現代文庫、2001
『記憶の肖像』みすず書房、1992
『家族の深淵』みすず書房、1995
『精神科医がものを書くとき』ちくま学芸文庫、2009
『隣の病い』ちくま学芸文庫、2010
『アリアドネからの糸』みすず書房、1997
『最終講義-分裂病私見』みすず書房、1998
『清陰星雨』みすず書房、2002
『関与と観察』みすず書房、2005
『時のしずく』みすず書房、2005
『樹をみつめて』みすず書房、2006
『臨床瑣談』みすず書房、2008
『日時計の影』みすず書房、2008
『続・臨床瑣談』みすず書房、2009
『私の日本語雑記』岩波書店、2010  
『災害がほんとうに襲った時 阪神淡路大震災50日間の記録』みすず書房、2011
『中井久夫コレクション』ちくま学芸文庫(全5巻)、2011-2013
 世に棲む患者/「つながり」の精神病理/「思春期を考える」ことについて/「伝える」ことと「伝わる」こと/私の「本の世界」
『「昭和」を送る』みすず書房、2013
『戦争と平和 ある観察』人文書院、2015

 

本日も寒い一日

2015年12月03日 20時57分02秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日の横浜の最高気温の予想は17℃であったが、結局横浜では最高気温は13.5℃しか上がらず、それも19時と夜になってから記録している。
 午前中の講座は「名画に描かれたモチーフ」の第5回目で「食べ物を描いた絵画」、講師は中村宏美氏。夕方からの講座は連続講座「アジアの視点8」で今回は「プーチン大統領とと日ロ関係」と題して講師は下斗米伸夫氏。
 午前中の講座で、来年東京都美術館で開催される「若冲展」のチラシを貰った。4月22日(金)~5月24日(火)となっていた。動植綵絵全30点が一挙展示ということである。これは是非訪れたい。一般が1600円。65歳以上は1000円なのだが誕生日まえなので適用にならないのが悲しい。

 講座と講座の間4時間もあったので、磯子方面か南区方面に向かってウォーキングをしようかと考えていたものの、緑内障の点眼薬が切れていたのに気がついた。本日中に処方してもらわないといけないので、15時からの診察をお願いしてその後あわてて再度みなとみらいに向かい、16時からの講座に間に合わせた。

 17時半に講座が終わりみなとみらい地区から歩いて帰宅したが、結構寒く感じた。ようやく平年並みの冬の気温になってきているようだ。
 昨日に続いて約2万3千歩を歩いた。寒かったけれど、気持ちのいいウォーキングができた。

 本日は中欧の旅行で同じツアーに参加された方から、旅行中の写真を送付したとの連絡をいただいた。届くのがとても楽しみである。嬉しいものである。