当面身辺雑記で、と宣言したが、本日読んだ部分は早目に掲載してみたくなった。このことで私の頭の中がさらに切羽詰まってしまうことない。今の時代、是非多くの方に目をとおしてほしい「戦争と平和 ある観察」(中井久夫、人文書院、税込2484円)である。
「人類がまだ埋葬していないものの代表は戦争である。」
「人類はなぜ戦争するのか、なぜ平和は永続しないのか。個人はどうして戦争に賛成し参加してしまうのか。残虐な戦闘行為を遂行できるのか。どうして戦争反対は難しく、毎度敗北感を以て終わることが多いのか。」
「戦争を知る者が引退するか、世を去った時に次の戦争が始まる例が少なくない。」
「今、戦争がわずかでも知る世代は死滅するか現役から引退しつつある。」
「戦争と平和というが、両者は対照的概念ではない。前者は進行してゆく「過程」であり、平和はゆらぎを持つが「状態」である。」
「「過程」は理解しやすく、ヴィヴィッドな、論理的な語りになる。「状態」は多面的でね名付けがたく、語りにくく、つかみどころがない。」
引用したい部分はたくさんあるが、本日はこの辺で止めておこう。
「人類がまだ埋葬していないものの代表は戦争である。」
「人類はなぜ戦争するのか、なぜ平和は永続しないのか。個人はどうして戦争に賛成し参加してしまうのか。残虐な戦闘行為を遂行できるのか。どうして戦争反対は難しく、毎度敗北感を以て終わることが多いのか。」
「戦争を知る者が引退するか、世を去った時に次の戦争が始まる例が少なくない。」
「今、戦争がわずかでも知る世代は死滅するか現役から引退しつつある。」
「戦争と平和というが、両者は対照的概念ではない。前者は進行してゆく「過程」であり、平和はゆらぎを持つが「状態」である。」
「「過程」は理解しやすく、ヴィヴィッドな、論理的な語りになる。「状態」は多面的でね名付けがたく、語りにくく、つかみどころがない。」
引用したい部分はたくさんあるが、本日はこの辺で止めておこう。