Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ブラームス「弦楽六重奏曲第1番、第2番」

2015年12月31日 22時58分34秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本年最後に聴いている曲はブラームスの弦楽六重奏曲の第1番と第2番。演奏はコチアン四重奏団に、スメタナ四重奏団のメンバーのうちヴィオラとチェロのメンバーが加わり6人返送としている。1987年の録音である。
 弦楽六重奏団というと、ヴァイオリン2本、ヴィオラ2本、チェロ2本の編成である。弦楽トリオで楽器が2本ずつである。ではトリオとどう違うか、という単純な疑問が出てくる。無論楽器の数が倍だから、複雑になるのだが、不思議なことに2倍になった以上の音の厚みを感じる。
 これはやはり楽器の特性とアンサンブルの不思議な相乗効果を充分に発揮した作曲家の能力によるものである。
 27歳と32歳という若い時のブラームスのロマンティックな面を読み取ることができる。前者は甘く、後者は渋い情念を感じ取ってしまう。当然そのような鑑賞の仕方もある。
 同時に構築的な音楽の立体模型をみているような気分にもなる。少しばかり内省的な気分になるひと時を味わうことができる。

   

正月用の焼酎

2015年12月31日 19時52分27秒 | 読書
      

 正月用の焼酎は泡盛と壱岐焼酎を見比べて悩んだが、結局壱岐焼酎とした。購入したのは、玄海酒造の「壱岐」の「大謹醸」25度の4合瓶。商品を見て、指をくわえながらどちらにしようか、と悩むことが一番嫌いな所作であるのだが、恥ずかしながら酒店の棚の前で5分ほど悩んでいた。
 泡盛は他の酒屋さんでも良く棚にある。壱岐焼酎が置いてある店はあまりない。それが最終的に壱岐焼酎を選択した根拠である。25度の4合瓶で1500円もした。高いものはもっとあるが、これが私の購入できる限度である。
 玄海酒造というのは確か私が壱岐を訪れた時、バスで通りがかったような気がするが、曖昧なのが悲しい。
 壱岐の旅行のことを思い出しながら、少しずつ大切に飲みたいと思う。

   

大晦日は時間の経つのが早い

2015年12月31日 17時40分06秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 セキセイインコの籠をきれいに洗った。年に4回、季節ごとに風呂場で石鹸をつけて洗っている。鳥籠とはいえ洗うと人間の方は気分もさっぱりする。鳥にとっては迷惑かもしれない。

 出かけるまでの間、NHKのFM放送でロンドン交響楽団,ベルナルト・ハイティンク指揮の、
・ベートーベン「ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58」、ピアノはマレー・ペライア
・ブラームス「交響曲 第1番 ハ短調 作品68」
の2曲を聴きながら支度をしていた。いづれも2015年10月のNHKホールでの演奏。

 ベートーベンのピアノ協奏曲は久しぶりに聴いたが、やはり歯切れが良くて引き込まれる。ブラームスもいつものカラヤン・ベルリンフィルと違って、新鮮に聴くことができた。どこがどう違うかと云われると具体的に指摘は出来ないが、それでも今回はヴァイオリンのソロが大変美しく聞こえた。ときどきは手持ちの演奏以外の演奏も聴く必要があるのだろう。

 自宅から中華街までは歩いて約1時間15分、約9000歩と思われたが、横浜駅の有隣堂で昨日購入しそこなった本を購入したり、若干立ち読みをしたりしているうちに遅くなった。2時間で11000歩ほど歩いたことになる。歩いているときはそれなりに早く歩いたので、十分運動にはなったと思う。中華街は大変混雑していた。

 帰途は待ち合わせの時間に間に合いそうもないので、石川町駅から横浜駅まで京浜東北線を利用。買い物を付き合って先ほど帰宅した。あと7000歩ほどは除夜の鐘が鳴るまでに挑戦出来ればいいのだが‥。

私の正月三が日の過ごし方

2015年12月31日 10時29分57秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 いよいよ大晦日。物理学的な事象で云えば取り立てて節目でも何でもないし、特にめでたく思ったり、過去の反省をする節目であるわけでもない。しかしどこかの時点で季節や太陽の運行の起点・終点を決めて、節目とする必要性は理解できる。
 次の1年に備えるという意味で、冬至を元旦にしていたといわれる中国などの例もある。冬至は現在の暦で12月21ないし22日であるから、多分「クリスマス」もこの日に合わせたと云われている。現在の暦の1月1日と冬至との関係は、残念ながら私には明確なことはわからない。カトリック信仰に重要な「復活祭は、基本的に春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」「春分は3月21日」ということで、グレゴリオ暦が制定されたという。春分の日を3月21日に決めたことにより1月1日が決められたらしい。「冬至から何日目が元日」という決め方ではなかったようだ。
 一応人並みに松飾のごく小さいものを玄関扉に飾り、季節の花を玄関に活け、一週間後に食べるのを楽しみにしている鏡餅の一番小さなものを棚に置き、お屠蘇を家族で飲んでごく質素だが口に慣れた手作りのおせち料理を楽しみ、年賀状に目をとおす、というのが元日の過ごし方である。31日に一年の反省会を家族でするわけでもなく、元日に一年の目標をたてることもしない。団地の東端で元旦の日の出は見に行くこともあるが、団地の方に新年の挨拶をするのが主な目的である。
 二日はテレビで箱根駅伝を見ながら、カメラを携えて、母親と妻に随って近所の神社まで行くが、私は参拝はしない。そのまま大森の親戚とともに会食をして帰ってくる。三日目は箱根駅伝の復路を横浜駅近くのコース脇で見てから、横浜駅周辺を歩いて帰ってくる。
 今度の三が日は東京国立博物館にでも行ってみるかと妻と相談している。ただし親族の会食の都合もあり不確定である。数年前に本館前で獅子舞や和太鼓を見た。風もないいい日和であった。本年は「松林図屏風」の展示や「カレンダー付きワークシート」の配布もあるという。

「石垣りん詩集」(岩波文庫)と「命売ります」(三島由紀夫、ちくま文庫)

2015年12月31日 00時39分05秒 | 読書
 日付が変わってしまったので、昨日、横浜駅の有隣堂で2時間ほどウロウロと立ち読みを続けた。
 岩波文庫のところで27日に取り上げた石垣りんの詩集を販売していた。伊藤比呂美編となっていた。紅白歌合戦を聴く妻にチャンネル権があるので、毎年パソコンの前でその時間は読書タイムである。また除夜の鐘を聴きながら読むのも悪くない。そう思って756円を持ってレジに行ったら、並んでいる人の数がとても多い。レジは6~7台あるのでそれほどの時間はかからないかもしれないと思ったが、如何せん並ぶのが嫌いな性分なので、さっさて諦めてしまった。
 本日中華街に行く前に、早目にもう一度覗いてみて、購入できるようならば購入したい。ついでに三島由紀夫の「命売ります」(ちくま文庫、734円)も見つけたので、これも購入したいと思う。合わせて1490円也。