本日の古代史セミナーは「空白の4世紀に出現した巨大遺跡群-奈良県御所市秋津・中西遺跡の全貌-」と題して奈良県橿原考古学研究所の米川仁一氏の講演。
秋津遺跡の方形区画施設と他の地域の「豪族居館」との比較から、その特異な構造に着目して、古代祭祀との類似点に着目。さらに秋津遺跡のあるいわゆる5世紀代の「葛城王朝」の存在地域である点に注目。それに先行する遺跡との視点を提出されたと思われる。
それ以上を言及する能力は私にはないが、キチンとした論証をさぐりながらの大胆な仮説は刺激的でワクワクするものである。