Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

満月の前の月が美しい

2016年10月14日 23時30分29秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日は久しぶりに休肝日。夕食時が寂しいものである、とはいっても湯呑1杯の煎茶もまたいいものである。うれしいのは味噌汁を最初に飲むときの味噌独特の香りを嗅ぐことかもしれない。そういう楽しみがあっても明日からは食後の温め直した味噌汁にしてしまう。

 昨日とは違って雲の無い月齢13.5の月が美しい。先ほど帰宅するときにはうすい雲の向こうに見えた月であったが、今は雲は見えない。明日は十五夜、明後日が満月の日。少し小さな傘がかかっているようにも見えるが、明日の天気予報は一日中晴れである。
 そういえば、いつの間にか虫の声が聞こえなくなっている。5分ほどベランダで耳を澄ましていたらようやくか細く鳴いているのがわかった。鳴いているのはひょっとしたら一匹だけかと思うようにか細い。聞き耳を立てて、静かに心を落ち着かせないと耳に入ってこない。聞こうとしないと聞こえないほど微かである。あるいは虫の声が聞こえないほど自然の声から気持ちが遠ざかっているのか、定かではない。
 こんな日にはそれこそ「望郷のバラード」が似つかわしいと思って、聴いている。晩秋の気分は、人間関係の面倒くささや嫌なことを忘れたいのかもしれない。思い出や郷愁はそれらを捨象して浮かび上がってくる。人間にはそのような「忘却」という特技が備わっている。それがなくては生きてはいけない。

「鈴木其一」展再訪

2016年10月14日 20時37分00秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 午後から予定通りに六本木に向かい、サントリー美術館で「鈴木其一」展を再度訪れた。目当ては「朝顔図屏風」の再度の鑑賞、後期展示の「槇に朝顔図屏風」「夏秋渓流図屏風 」「風神雷神図襖」「蔬菜群虫図」「藤花図」‥。特に「夏秋渓流図屏風 」「風神雷神図襖」の2点は私にとっては貴重な作品である。
 前回訪れた時よりは人出は多かった。特に「夏秋渓流図屏風 」「風神雷神図襖」の2点は大作だけに遠くからじっくりと見たかったが、人混みで遠くからの鑑賞はほとんどできなかった。しかし思った以上に人気があると思えた。これが20年も前だとほとんど人が音と酢セレなかったかもしれない。

 新しい発見もあり、新たに気に入った作品を見つけたり、再度訪れた甲斐はあったと思われる。詳細は後日アップ予定。

 図は「秋草図」(徳島市立徳島城博物館)



品切れ「わが心の歌-望郷のバラード」

2016年10月14日 10時36分49秒 | 読書
 11日の記事で言及した「わが心の歌-望郷のバラード」を昨日有隣堂で注文しようとしたら、残念ながら出版社にも在庫はなく、重版の予定もない、とのこと。
 図書館か、古書店を探すかの選択しかなくなった。久しぶりに図書館をまわるしかなさそうである。市立・県立合わせて5冊の在庫のようである。とりあえず予約した。
 初版は2000年11月だったようだ。今から16年前である。書店で立ち読みした時は春だったように記憶しているので翌年だったと思われる。その時食指が動いたことは確かに記憶している。購入しておけばよかった。だが、多分その時の優先順位は低かったのであろうし、持ち合わせもなかったのだろう。
 当時購入しなかったことも、今在庫がないこともともに残念であった。