三菱一号館美術館で行われた「拝啓ルノワール先生-梅原龍三郎に息づく師の教え」ブロガー内覧会に参加してきた。
日頃からルノアールに惹かれることはあまりない。梅原龍三郎の風景画も人物画も私の感覚からは遠い存在のように感じている。両者とも大きな評価を得ている。間違いなく私の鑑賞には欠落している視点、気がつかない優れた点があるのは間違いがないと思う。
それをわかるようになりたい、という思いと、今更わからなくてもいいや、という思いがいつも交互に立ち現れる。今回は前者の思いの時に偶々内覧会の募集通知が届いたので即座に申し込んでみた。
両者ともに職人の世界から出発した点は似ているのかもしれない。また解説でもふれられていたが、両者の共通点や技法上の師弟関係はあまりはっきりしていないようだ。ただ梅原はルノワールに世話になったことについてはとても大切にしていたことは理解できた。
図録は購入しなかったが、展示をみた感想がうまくまとまれば、来週中にはアップしたいと思う。