Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

地震の被害が少しずつ明らかに‥

2016年10月21日 23時14分49秒 | 天気と自然災害
 鳥取県の震度6弱の地震、次第に被害が明らかになりつつあり、避難者も多いようだ。熊本に続き、地域におおきな傷跡をのこしている様子がわかる。今のところ死者の報道はなく、人的な被害が少ないのが救いである。
 ワイン工場の瓶が大量に割れて、ワインが流れ出した被害がテレビで放映されていた。農業被害はこれから徐々に明らかになっていくと思われる。こちらの被害が最小限であってほしいものである。

バッハ「無伴奏ヴァイオリンパルティータ」

2016年10月21日 20時30分55秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 午前中に続いていた無伴奏ヴァイオリンソナタに続いてパルティータを聴いている。多くのCDはソナタとパルティータを交互に演奏している。このグリュミオーのCDのようにソナタ3曲をつづけ、ついでパルティータを3曲続けるのは少数派のようである。ただしどちらが正しいのか、私にはよくわからない。
 どちらかというと私はソナタ3曲よりもパルティータの3曲の方が変化が際立っており、好みだと思っている。しかしソナタもまた捨てがたい、いやとても気に入っている。そしてセバスティアン・バッハはヴァイオリンという楽器にとても精通していたのかと思う。パルティータ第2番の5曲目が有名なシャコンヌである。第3番の第3曲のガヴォットも有名である。
 なお、録音はソナタが1960~61年にかけて、パルティータは1961年の録音と記されている。

   

鳥取県で震度6弱

2016年10月21日 17時23分33秒 | 天気と自然災害
 14時7分の鳥取県で発生した最大震度6弱の地震は、マグニチュード6.6、深さ11キロと発表されている。西北西-東南東方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型(速報)という。
 気象庁の記者発表時の資料は【http://www.jma.go.jp/jma/press/1610/21a/kaisetsu201610211540.pdf】に示されている。この資料では鳥取県では
1943.9.10にM7.2、同じく10.31にM5.7、1983.10.31にM6.2、2000.10.6にM7.3
を観測している。
 地震の多発地帯ではあったと思われる。1943年の地震では死者が1000名を超えたらしい。戦争中ということで詳しい実態把握ができていない可能性が高いと思うのは私だけだろうか。戦時というのは、災害の被害も隠されたり、あるいは救済に手が回らずに被害がより拡大されることもあると思う。
 また浅い地震なので、動いた断層の上に位置する家屋などは大きな被害も想定される。

 今回の地震、たまたま横浜駅のすぐ傍のビルの9階にある喫茶店に居た。私は地震の揺れには感じなかったが、「妻が地震みたいだよ、揺れを感じる」といって同時に天井にぶら下がっている照明器具を指した。たしかにぶら下がっている器具が揺れていた。私は鈍いのか体には感じなかったが、しばらくその器具を見ていた。20名ほどいた客と数名の店員のうち気がついたのは私どもともう一組の計4人。スマホの情報を見ると横浜では震度1となっていた。12階建ての大きな建物の9階、揺れはゆっくりであった。

 災害時の瞬時の情報把握はブログよりも、メール・ツイッター・フェースブック等の方が早いようだし、手軽のようだ。ただし事実に基づかない情報や、噂や憶測、悪意に満ちた情報、無責任な憶測などを遮断したり、見極めることも大切である。この手の悪意が野放しとなっているのはあまりに見にくい。社会の劣化がここまで進んでいるのか、と暗澹たる思いに駆られる。

 家まで歩いて帰る途中にツイッタ―の情報を手繰ってみたが、大きな人的な被害、がけ崩れなどの大きな自然災害はとりあえずはなさそうでほっとした。しかし倒壊家屋もあるようで予断は禁物。これから被害の情報が入ってくる可能性もある。
 また熊本地震の時のように、同規模ないしそれ以上の地震が誘発されたり、本震が起きる可能性も念頭に置く必要がある。

バッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ」

2016年10月21日 11時37分15秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日は半ば休養日。昨日の三菱一号館美術館の内覧会の感想をまとめることと、退職者会の来月のニュースの編集日程を作成しようと思っていたら、買い物の荷物持ちの命令が下った。
 バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータを聴こうと楽しんでいたのだが、出かけるということなのでソナタ3曲でいったんは中断しなくてはいけなくなった。これは続けて聴きたい曲なのだが‥。このCDは一昨年の年末に取り上げて以来聴いていなかった。
 出かけるまであと40分ほど。せめてニュースの偏執日程を作って印刷所に送信するまではしておかないとまずい。ちょっと慌てている。

   

「月展」(松涛美術館)

2016年10月21日 01時35分05秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日の午後第一番に渋谷区立松涛美術館では「月-夜を彩る清けき光」を見てきた。三菱一号館美術館の内覧会の前である。ずっと以前にここを訪れていたのではないかと思っていたが、そんなことはなかったようだ。
 域は井の頭線で渋谷駅の次の「神泉」駅で降車し、お昼を食べてから松涛美術館にたどり着いた。さまざまな月を貼り付かせた作品を見てきた。私は歌川広重の「名所江戸百景」のシリーズ中、特に「永代橋佃しま」「月の岬」「よし原日本橋」「月に雁」の4点が気に入った。また「武蔵野図屏風」、「砧打図」(富岡鉄斎)、尾形乾山の「定家詠十二カ月和歌花鳥図角皿」も惹かれた。
 広重の風景画は東海道五十三次を含めそれなりに見ているが、「月に雁」を除いて「月」という視点でまとめてみた記憶はない。いづれも情緒溢れる作品で、これからは広重の風景画を見る時にはこの視点を忘れずに鑑賞しようと思った。図録や解説書などで幾度もみている「月に雁」ではあるが、実際に見ると雁が手前に浮き出ているように見える上に、夜空の藍、月の形、雁の首の長さ‥とてもバランスよく配置されていることにあらためて惹かれた。
 いづれもポストカードなどはなく、残念な気がした。図録も1500円と安かったものの今回は遠慮した。

 久隅守景の「瀟湘八景図」と海北友松の「洞庭秋月図」は11月の展示である。広重の作品でもいくつも後期に展示されるものがある。60歳以上が半額ということもあり、他の美術展のついでにでも再訪したいと思う。なお、川瀬芭水の月もすばらしいのだが、川瀬芭水は1点も展示されていなかった。あれもこれもというわけにはいかないが、私としてはちょっと寂しかった。

 建物もユニークで、中庭の一階からは噴水が沸き上がっていた。今回の企画、私にはとても嬉しい。このような切り口の企画展をこれからも期待したい。