Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

佐藤鬼房句集から

2019年01月16日 23時55分25秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 今、私の前に佐藤鬼房句集がある。佐藤鬼房(1919-2002)は岩手県釜石市出身。1940年から敗戦まで徴兵により中国や南方で転戦。1985年に宮城県塩釜市で俳誌「小熊座」を創刊、主宰。戦後は社会性俳句の代表的作家として活躍。戦争の記憶などにこだわりつつ作句したという。
 学生の頃から名前だけは聞いたことがあるが、この薄い芸林書房の「佐藤鬼房句集」を購入して目をとおしたのはいつだったか、覚えていない。10ページほどを読んでそのままになっている。発行は2002年4月だから作者が亡くなった直後の出版である。
 やはり気になる俳人である。まずはこの小さな句集を読み通すことから始めようと思った。まずは「名もなき日夜」から。

  (濠北スンバワ島に於て敗戦)
★吾のみの弔旗を胸に畑を打つ
★戦病の夜をこほろぎの影太し
★夕焼けに遺書のつたなく死ににけり
★生きて食ふ一粒の飯美しき
★雨期長しクレオソートに胃ただれて
★虜愁あり名もなき虫の夜を光り
★ひでり野にたやすく友を焼く炎
★向日葵の首より枯れて夜にたてり
 

冬の樹々を見ながら‥

2019年01月16日 20時44分14秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 ようやく資料作りの要領というか前回の会議までの経過を思い出してきた。必要な入力などがそれなりにできるようになった。2週間近く経つとすぐに要領を忘れてしまうようだ。
 本日のところはここまで。明日の午後から再び資料作りの続きをしたい。
 いつものように横浜駅まで歩いて往復したものの本日はとうとう太陽の貌を見なかった。寒さはそれほどは感じなかった。沿道の家々にも、街路樹にも緑が見当たらないのは、やはり寂しい。

★裸木となりてはじめて交す影      檜 紀代
★裸木となる太陽と話すため       高野ムツオ
★寒林の陽を見上げては眼をつぶる    飯田蛇笏


寝てしまった

2019年01月16日 14時32分26秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 朝近くの郵便局に行って来たのち、資料作りを始めたのだが、とても眠くなってしまった。パソコンの前で大きないびきをかいて寝ていたらしい。まだ冬の最中で、春の眠りには程遠い。ちょっと悲しいような、情けないような気分である。

 気分転換にこれより横浜駅まで歩いて眠気を覚まし、喫茶店で資料の読み込みをしたい。少し気合を入れないと‥。

 頭の中が膿んでしまったような気分である。