Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「図書2月号」 その2

2020年01月31日 23時24分49秒 | 読書

 この間ずっと目を酷使しないようにしているので、もう2編だけ読んで、本日の読書タイムは終了。来月中旬までまで退職者会のニュースの編集に追われるので、目を酷使する。目にも休養とゆとりを与えなくては。もっともそのころまでに新しいメガネが出来ればありがたい。

・ひと騒ぎ               渡辺京二
「‥何の意義もないいとなみが、結局は生命活動なのではあるまいか。無心に地を這う虫が、地を這うというだけで命を実現しているのだとすれば、こういう些事にこだわるのも、私の命の表われかも知れぬ。」

・世界的な詩としての俳句        夏石番矢
「エリュアールのダダイズム期の俳句ながら、のちの超現実主義のイメージをここ(1920年作の『ここに生きるために 十一の俳諧』)で先取りしている。短い三行俳句を創作することによって、いままでになかった新鮮な言語表現とイメージ「鳥たちの乳母」を作り出しているのである。‥俳句を作った海外の二十世紀の前衛詩人は、エリュアール以外にも‥少なくないが、1920年の時点で、俳句がエリュアールによって、このような世界の詩の最先端に到達したことは、もっと知られてよい。」
 


「図書2月号」

2020年01月31日 20時50分35秒 | 読書

 横浜駅の地下街にある百円ショップで何気なく、+1.0という表示のある老眼鏡をかけてみた。意外と近くが見えることに気がついた。2m先はぼやけてほとんど見えない上に、かなり目の周りの筋肉が緊張するのがわかるものの、30センチ~60センチくらいの範囲が大きく、鮮明に見えた。度としては少し強すぎるが、これよりも弱い度のものはなかった。
 とっさに購入した。模様は6種ほどで、どれも趣味ではないが、家の中では問題ない。そのうち二つは小さなケースがついて、喫茶店でもどうにか目立たないものがあった。

 本日帰宅したところ岩波書店の「図書」2月号が届いていた。

 長時間かけていると疲れる。裸眼でいるよりもかなり疲れる。しかし鮮明に見えるのでうれしかった。



 とりあえず「図書2月号」の司修の作品を掲載した表紙をじっくり見て、裏に記された司修の文章を読んだ。

 作品はこのところ原色が配置され、画面全体が明るくなってきている。今回はこれまでよりさらに赤・青・緑が美しく配色されている。
 中央のドーム状のものは文章によれば、氷の壁であるらしい。私は見てすぐには火山課と思った。そして人間の頭らしいのが青いボリューム、緑と黄色で着色されているものが腕のようなボリューム。画面左下には手の形をした赤いボリューム。右側の紫の蝶のような形は何の形であろうか。左上の白い三日月様の形にも惹かれる。
 ドーム状ののものは音楽の指揮者の造形かもしれない。左側の赤い手は演奏者なのだろうか。そうすると右下の紫の形は聴衆のイメージだろうか。左上から対角線に仕切られた右側は黒く、左側は白や赤などのボリュームが詰まっている。左から右側に物質の放射があり、右側に躍動感がある。

 作者の言葉を引用してみる。

「1996年1月23日の朝方の夢は、武満徹さんとはっきり分かる人が、南極の氷の原にいるのを見ました。巨大な氷の板にはりついて武満さんは鑿をふるっていました。‥ガウディのサグラダファミリアを思わせる氷の塔は、ピンク色に輝き、すでに完成した武満さんの音楽が記録されていました。‥「嵐に耐えて塔は鳴っている」と武満さんがいいました。‥塔の中に入ると、何も飾っていない美術館なのでした。‥夢はなぜか大江健三郎さんと会っていて、私が幼い娘が作曲した「夜のかなしみ」という楽譜を渡すと、大江さんは、「夜の蚊の染み」にしたらいいと助言してくれました。‥1996年2月20日、武満徹さんが亡くなったニュースを‥。」

 


迷惑メール対策

2020年01月31日 09時35分55秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 携帯電話のメールに迷惑メールが大量に送られてくるようになった。昨年の秋に大量に送られて来た。11月以降いったん止まったものの、最近また増えてきた。
 明け方に10数通まとまってくる。必ず迷惑メールの報告をするとともに、着信拒否の登録をしてきたが、面倒なことこの上ない。

 結局、着信相手を特定する設定で対応することにした。これが有効かどうかしばらく様子見である。名刺からも携帯のアドレスを削除することにした。