Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

少しだけ雨

2020年01月09日 23時37分12秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 先ほど30分ほどのウォーキングから帰ってきた。出かけたときは空一面に雲がかかっており、途中から霧雨のような雨がポツリポツリと降ってきた。
 心配したが、5分ほどで雨があがり、空の雲も半分ほどに減っていた。少し慌てて歩いたので月を探すゆとりもなく、ほとんど下を見て歩いた。しかし冬にこれだけ雨が降るというのも珍しいと思う。
 昨日とは違って、時間の間違いはなかった。

 明日は降水確率は10%、最高気温は12℃の予報。朝から出かけるが、特に予定はない。午後は喫茶店で久しぶりの読書タイムと出来ればうれしい。


冬の月

2020年01月09日 20時54分01秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 組合の会館で若干の資料作成とメール作業。明日も少し残っている。
 夕方に耳鼻科へ。嗅覚異常を改善する薬、もう4週間継続してみることにした。それで回復の兆しがなかったら治療は断念せざるを得ないということにした。私の方から、今さら匂いがわかっても、という思いが治療開始後に逆に強くなってきた。
 若い頃にもどっても致し方のないということはたくさんある。多分嗅覚もその一つなのかもしれない。嗅覚は食欲に関係するともいわれる。食欲過剰な私には逆に良くないかもしれない。

 本日は十五夜、もうこの時期になると月を見上げる人もすくない。しかし寒さと月はよくマッチする。

★寒月やひとり渡れば長き橋       高柳重信
★寒月光電柱伝ひに地に流る       西東三鬼

 夕方から雲が多くなってしまった。しかし雲の間からは冬の空の濃い藍色が深々と見えている。こんなにも冬の空は黒くしずんでいたのかと思わずにはいられない濃く、深々とした色であった。都心でこのように見えるのは珍しいのではないか。正月も七日を過ぎ、今夜は夜空も正月気分を一新したのかもしれない。


寒の入り

2020年01月09日 12時59分58秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 朝からよく晴れている。昨晩も丸い月が中天にかかっていた。本日は十五夜。

 6日が小寒であった。小寒・大寒の30日間を「寒」として、最初の日が「寒の入り」である。

★寒きたり相いましめて嶽そびゆ     飯田蛇笏
★よく光る高嶺の星や寒の入り      村上鬼城
★寒に入る親しきものに会ふごとく    石田勝彦
★小寒や枯草に舞ふうすほこり      長谷川春草

 第1句、「相いましめて」が冬山のするどい山容の緊張感を高めている。いままで知らなかった句だが、すっと入ってきた。人は具体的に登場しないが、これを身近な人間関係の反映したことば、そして急峻な山相互の関係を兼ねた表現とすれば、近景=人間、遠景=嶽という対比が浮かんでこないか。こんな解釈は私一人の勝手読みかも知れないが、わたしは魅力的な読み方だと思う。

 第2句、今は、わたしの住んでいるところからは富士と丹沢山塊に向って宵の明星が沈んでいく。「高嶺」と形容するほどには近くない。この句はかなり頂上にちかい地点からの景だと思う。そういえば南アルプスの鳳凰三山の傍に「高嶺」というピークがある。そこからの南アルプスの核心部と麓の景色は素晴らしい。あの稜線で星々をながめたかったが、テントは張れない場所であった。

 第3句、人は寒さを厭う。私は長年横浜に住んでいる。この地はそれほど厳しい寒さはない。寒さはひどくないゆえに、あるいはひどくないにもかかわらず、この地域の冬は好きである。冬の季節風に吹かれると身が引き締まる。学生時代の仙台の冬はずっと寒かったが、気に入っていた。丹沢颪、蔵王颪などという言葉があるが、太平洋岸の乾いた冷たい冬の季節風に身を晒すと、胸を張ってそれを受けとめたくなる。

 第4句、第1句の飯田蛇笏の大きな景を詠む力業に対して、このような細かな観察の眼も私の好みである。量子論の世界と、宇宙論の世界が「力」でつながっているように、二つの世界を行き来しながら、「これは!」という表現に出会うことがある。「うすほこり」からは寒中ならではの低い位置にある逆光に見る太陽光線のまぶしさ、ほのかに見えるはずの遠い山並み、通り過ぎる人や犬・猫などを思い起こすと景色の奥行きが拡がる。そんな自由を許してくれる句に思える。視野を限定しすぎると広がりが無くなる。

 


時間を間違えた

2020年01月09日 00時42分02秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 時間を1時間勘違いしていたようだ。すでに日付が変わってしまった。
 いつものつもりで22時に夜のウォーキングに家を出て、23時過ぎに家に戻るつもりでいた。しかし歩数のチェックポイントのいつものドラッグストアまでたどり着いたら、電気が消えていた。慌てて時計を見ると23時55分で閉店時間を55分も過ぎていた。
 家を出た時すでに23時であったようだ。結局日付の変わった0時5分過ぎに家にたどり着いた。確かにいつもとは違い、人通りも車の数も少なかったようだ。

 西洋美術館と東京ステーションギャラリーの展覧会の感想を、少し慌て気味にアップしたのが尾をひいていたのが、時間を間違えた原因かもしれない。

 さて、本日は特に予定を立てていなかった。しかし昨日のやりかけの「仕事」をこなしてから組合の会館にそれを持ち込むこと、そして嗅覚異常の治療の薬がなくなるので、近くの耳鼻科に行く必要が出て来た。
 嗅覚異常の薬、効いているような様子はない。匂いを感じなくなってもう20年以上も放置をしていた。今さら匂いを感じるようになってもあまり意味はない。また匂いを嗅ぐという習慣がまったくなくなっている。治療については劇的な変化がないのであれば、投薬を中止し、治療をやめてもいいと思うようになった。
 医師と相談をしてみたい。

 昨日の最高気温は結局8.5℃までしか上がらなかった。当初の予報の19℃と比べると10℃以上も低かった。雨については予報どおり昼にあがったが、気温に関してはずいぶんと違いが出てしまった。
 本日は15℃の予報。着るものに違いが出るので、気温の予報はあまりハズレてほしくない。とはいっても難しいのであろう。