これはすごいわ。書き込みにとてつもなく力があり入魂の文章。無駄が全くない。半端じゃない。一字一字から横山の信念がふつふつと伝わってくる。
警察の、換言すれば官僚同志そして官僚と記者とのエネルギーのぶつけ合い、なすりつけ、消耗合戦に、途中ではもはや読む気にもなれない時もあったほどで、官僚たる彼らは日本を背負っているのに、ただ単に我らの税金をむさぼっているだけではないのか、とも思えたが、そんな批判精 . . . 本文を読む
急に昔の友人を訪ねた設楽だったが、妻、妹、秘書、息子は出てくるも肝心の友人はなかなか出て来ない。一体何があるのだろうか、、。という単純そうでややこしいミステリーなんだが、いかにも石持が考え付きそうな題材ではある。
でも、そのうち、いくらページを繰っても友人が出て来ずそのうちだんだん(僕は)我慢が出来なくなって来る。そんな、我慢比べもこの小説には石持の意図がありそうで、いい加減してくれよなあ、と僕 . . . 本文を読む
ヒッチ夫妻の小さな愛の物語風に取り込んではいるが、やはりこの映画は「サイコ」の裏話に尽きるでしょう。テレビでヒチコック劇場を観ていた人たちならば、気持を当時に戻し、ふんだんに映画そのものを楽しめる作品となっている。
ヒッチが主演する女優に人一倍強い思慕の念を抱いていたというのは何となく分かっていた。やはりグレース・ケリーからティッピー・ヘドレンに至る金髪女性崇拝は当時子供だった僕でも同慶の至りで . . . 本文を読む