アルカイダテロに伴う一連の出来事がドキュメンタリータッチで描かれていく。
映画としてはウィンターボトム、意外と平板で究極のテーマ性までは映像からは伝わってこなかったが、このような実話に立脚したものはドキュメンタリーでは現代において新しい映像への挑戦とかがないと、観客としては内容がつらいだけに徐々に距離を置くようになるのではあるまいか。
A・ジョリーの演技は迫真を帯びており、妊婦でありながらひとりパキスタンに置き去りにされた女性を完璧に演じている。しかし、この女性が通常の女性のように感情等をむき出しにする人ではなく、彼女も夫と同様にジャーナリストであるから、どんな場合も理性的であろうとしている。そんな彼女が一人夫の悲報を知り嗚咽を出すシーンは時間も長く続いただけに、見ていて感動的というより映画とは思えないリアリズムに満ちており、見るに忍びない気持ちになってしまった。
でも、今こういうアルカイダ系の事件は繰り返し行われているが、人類が宗教を保持している限りなかなか解決できないものであるなあと思ってしまう。映画では彼女の宗教は仏教であったが、それも彼女の生き方に影響を与えているのかもしれない。
ほぼ事実どおりに映像化した映画ではあるが、一般国民に入ってくるものがあまり感じられずウィンターボトムとしては渾身の作品とは言えないかな。
映画としてはウィンターボトム、意外と平板で究極のテーマ性までは映像からは伝わってこなかったが、このような実話に立脚したものはドキュメンタリーでは現代において新しい映像への挑戦とかがないと、観客としては内容がつらいだけに徐々に距離を置くようになるのではあるまいか。
A・ジョリーの演技は迫真を帯びており、妊婦でありながらひとりパキスタンに置き去りにされた女性を完璧に演じている。しかし、この女性が通常の女性のように感情等をむき出しにする人ではなく、彼女も夫と同様にジャーナリストであるから、どんな場合も理性的であろうとしている。そんな彼女が一人夫の悲報を知り嗚咽を出すシーンは時間も長く続いただけに、見ていて感動的というより映画とは思えないリアリズムに満ちており、見るに忍びない気持ちになってしまった。
でも、今こういうアルカイダ系の事件は繰り返し行われているが、人類が宗教を保持している限りなかなか解決できないものであるなあと思ってしまう。映画では彼女の宗教は仏教であったが、それも彼女の生き方に影響を与えているのかもしれない。
ほぼ事実どおりに映像化した映画ではあるが、一般国民に入ってくるものがあまり感じられずウィンターボトムとしては渾身の作品とは言えないかな。
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