最近珍しいチンピラやくざ二人と女というトライアングル構造を通し、甘く、淡く、やるせない現代の若者の閉塞感を描いている。
期待した分、それほど若者たちの心情を深くえぐれているとも思えず、どこかで見た映画感もするなあと思えてくる。3人が逃避行を決めるんだが、スマホでつながっていて、それは一時的なものでもあるし、最後は見えている、、。
もう明日はないかなあなんて3人が夜に軽く踊るシーンは、俳優たちの素地が出てしまい、いままでの緊迫感も吹っ切れてしまう。ちょっともったいない気もする。まだまだ熟練を要する監督だと思う。冒頭シーンなどはいいものはあります。
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