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ラブリーボーン (2010/米)(ピーター・ジャクソン) 65点

2010-02-10 14:53:39 | 映画遍歴
うーん、いかにも中途半端というか、もったいない映画です。

遺された家族からの描写だけの映画が凡庸と言うなら、目いっぱい【シアーシャ・ローナン】からの視点で描いてくれれば面白い映画になったのに、 天国と現生との中庸の世界ですか、ここの描写が退屈極まります。お仲間なんかも要りません。現世に執着する切ない【ローラン】の視点がこの映画には重要だったはず。残念ながらイメージが拡散されていると思います。

現世最後の【ローラン】の家路へと急ぐシーンは恐しく、哀れでやはり怖い。凄味があり秀逸。このシーンがあったからこそあっぱれ【ピーター・ジャクソン】なんだけれど、その後が続かなかったね。

これでやはり2時間強は長いと思う。これだけいい役者をそろえておいて、演技させなかった罪も大きい。でも、あの、【スタンリー・トゥッチ】は憎いほどうまい。 まるで一人芝居みたい。

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