上映時間のほとんど、映画館の銀幕がパソコンモニターであるという至近性、日常性、さらに指の動きに伴う心理までを、見慣れた画面に収束するやたら人間的な映像群でありました。こういうものは最初にやった者が勝ちです。
まあ、見終わった後では、突っ込みどころの多い代物ではありますが、(捜索場所の誘導など)ミステリーらしくちゃんと伏線も用意してあり、意外な犯人も出現し、なかなか錬られており秀逸。
さらに、あの豪雨の意味もうまく設定しており、ラストはいわゆるミステリーにおけるどんでん返しで、しらけることは決してない。映画の可能性を感じるに、まだまだ光が見えて来る出来であります。
2時間が短かった。
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