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輝く日の宮 (丸谷才一 講談社 2003)

2005-05-13 20:47:24 | 読書遍歴
源氏物語に「日の宮」の巻があったのではないか、との見解からさまざまな考察を試みる。
何故現存しないのか。
ラストの提示される「日の宮」の巻を読むのは震える思いだ。ここに至るまで、営業マンとの恋愛を道長に見立てながら、女性文学研究者の推理が始まる。

源氏物語は私の一生の必読書であり、実は10代からかなり読み進んできた。一時は、原文で読み進めた時もあったが、社会人になってからストップしている。
また、読み始めてもいいなあと思った。これは、小説の形を借りた源氏物語論でもあるが、とにかく面白い。一気に読める。
ただ、源氏に興味がないと、きついかも。
75点

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