行ったことのない美術館であります。それを映画でごまかそうとする我の企みはまあ満たされるが、映画は個々の美術品より、ロシアの歴史と共に歩んできたこの美術館を全面に出す。戦争の相手国ドイツも然り、内戦のポリシェビキも同様であった、、。
と、エルミタージュとともにロシアの悲鳴を聞く羽目になる。まさにそれは見かけでは最大の美術館を呈しているが、ナチスに対するルーブルと同様、エルミタージュも美術品の移送という重大な事業が待ち構えていた。
ルーブル、メトロポリタンに比べると、それほど美術史的に重要な作品はないと見たが、映画では一部にしか過ぎないのであるから、実際は行って見ないと分からないのであろう。行きたい気持ちが満ちてくる作品であった。
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