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日本沈没 (2006/日)(樋口真嗣)

2006-08-06 19:12:54 | 映画遍歴
そう、この映画はドラマなのだ。冒頭から地震の映像が始まるが、そのあと(だったっけ?)平和なときの日本風土が丹念に描かれている。立派なプロローグである。この映画にかける意気込みを感じる。
思いがけず驚いたのは、この映画の主題が日本人にとって「もしもあなただったら、、」という問いを常に観客が胸にいだきながらこの映画を見させられることである。
それぞれの心の問題をテーマにしていることから、単なるカタストロフィ映画ではないこと、登場人物が映画でよくあるような奇異な行動を取らないこと、何より登場人物が自分にとって最善のことを考えているひとびとであることが効いてくる。
長山藍子、吉田日出子 の短いけれど人生の味わい深い演技は光っている。
でも、一点だけ気になったことがあります。
大地真央と長山藍子の化粧がちょっと女優並みで(当たり前なんだが)こんなときにばっちり化粧するわけないよな、と現実に戻るときもありました。日本映画の水準が上がっているのを確信できる快作です。
****

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1 コメント

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作品の評価採点について (アスカパパ)
2006-10-06 11:05:04
ブログでは、HPのような採点が出来ないのが寂しいです。

でもヌートリアE様は、*印で評価されているのですね。参考になります。

この「日本沈没」は、私は***でした。少々きついかな?。
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