見るのにかなり気持ち上の勇気が必要であった映画だ。まあ、普通の観客が何気なく見る映画とも思えないし、かといってあの時の政治状態を他人事と思えない人間からはいたたまれない映画なのかな、と思ったが、映像のほうはスカッとした個人ドラマに仕立ててあり、政治的プロパガンダもない。
恐らく足立正生の幽閉状態をMに見立てているのだろう、その間の官憲の執拗な拷問は人間を動物の犬にしてしまうぐらいすさまじい。その足立正生の怨念は画面を越えて観客に伝わってくる。だが、彼の政治生命というか、生き方はそれを超えて固まったのだろうか、、。足立正生と仮のMが混濁してしまい、僕には二人の幽霊のぶつかり合いだけが印象に残る。
でも、あのときの思想は一体全体彼らの人生の上で、何だったのだろうか、、。そこに踏み込めていない僕自身の戸惑いもあり僕にとっては曖昧な映画になってしまったと思う。
恐らく足立正生の幽閉状態をMに見立てているのだろう、その間の官憲の執拗な拷問は人間を動物の犬にしてしまうぐらいすさまじい。その足立正生の怨念は画面を越えて観客に伝わってくる。だが、彼の政治生命というか、生き方はそれを超えて固まったのだろうか、、。足立正生と仮のMが混濁してしまい、僕には二人の幽霊のぶつかり合いだけが印象に残る。
でも、あのときの思想は一体全体彼らの人生の上で、何だったのだろうか、、。そこに踏み込めていない僕自身の戸惑いもあり僕にとっては曖昧な映画になってしまったと思う。
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