
オープニングのあの映像群はやられたね。本当にこの作品がファイナルであることを思い知らされた。何だか哀しいよ。と感傷にふける間もなく、あれ、ご両人が夫婦で店出してる、、うまい展開。ノらされる吾輩。
と、出だしはすこぶる快調。でも、何かあの発注ミスの大量ビールだの、湾岸署内の日常は、いつものお笑いがちょっと空振り風。僕の感じ取り方かもしれないが、何か全体にしんみり気味に思われてしまう。からっと明るくないのだ。
そして基調の殺人事件。内部犯行だからって、ああなるのはまあフィクションとしては面白いけれど、犯行動機と真犯人がいかにも嘘っぽ過ぎます。小栗旬はまあ許せるとしても、小泉光太郎クンがあれだなんて、どう考えても馬鹿馬鹿し過ぎます。説得力がありません。香取は、あの、半分顔だけシーンの方がよかったのではないか。
とか思っていたら、あの、深津絵里が暴走バスでジャーン、これはもう馬鹿馬鹿しいを超えてハチャメチャやってくれたなあで、ちょっとした爽快感さえあります。
織田の「室井さん」という投げかけ方は人間本来の優しさを感じるし、例の旧署長以下の3人組も出て来るとやはりウルウルになるし、部下の伊藤敦史、甲本昌裕、川野直輝の若手(?)3人組も最後だからかとてもよく感じる。特に伊藤はファイナルで目立ってよかったね。
真矢みきまで繰り出していよいよこのシリーズ終わりなんだと実感、本当に終わりなんだ。何か、思ったより続編があってもおかしくない終わり方だったから、ひょっとしたら、があるのかもしれない。長い間、ありがとうございました。
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