セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 92本、 演劇 70本

GANTZ (2011/日)(佐藤信介) 70点

2011-02-04 11:12:49 | 映画遍歴
まあ、映画版だったらこんなものだろう。冒頭の電車事故のシーンがとろく、まさにそこらのテレビ映画のように感じたが、この映画を見て原作を買い求めるファンも多いことだろう。それほどこの映画の着想というか、設定はなかなか面白い。

まず、GANTZに連れて来られる人々に差別はないというものの、病人はいないということ。けれど、いたいけな幼児や老女までが対象になることの意味が分からない。戦力になるのか、、。死ぬ人がすべてここに来るわけでは何だろうから、何らかの選定理由があるはず、、。

戦闘シーンに入ると、日常シーンが突如異空間に変貌し、現生の人間の匂いが全くせず、しかしバトルの足跡だけは残っているというのは斬新。いいです。

あと、敵の星人がちょっとマンガっぽ過ぎるかな(当たり前だが)。映画的には仏教界を敵にしてしまうほど仏像を変貌させていたが、映像的にはまあ面白かった。けれどさすが怖さがないよね。これは海外向けのジェスチャーか。でもあの僧侶の存在はいくらなんでもないよ。多少の力はあるだろうに、、。

そして肝心の俳優陣だが、主役のお二人は持ち分は発揮していると思う。けれど二宮クンはもうちょっと現代的でつっぱなした性格でもよかったんではないのだろうか、、。逆にあれではベタな展開を巻き込むことになる。でも、いつまでも残っている【田口トモロヲ】の映画的意味も分からず、 原作はどうなんだろう、、。

でも映画のごとく、死んでもこんなに苦悩が待っているんだったら、現世に厭でもとどまらざるを得ないと思ったのは私だけでしょうか、、。とか、書いていますが、この映画は完全スター映画ですし、主役のお二人に【吉高由里子】で華を持たせて、それなりにお得な映画だと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スマートフォンなる新携帯を... | トップ | RED レッド (2010/米)(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画遍歴」カテゴリの最新記事