定番といえば定番だが、コメディの基軸がしっかりしているので安心して見られるし、登場人物も一人一人個性豊かに書かれているので豊穣感もある。これは湯浅氏の並大抵ならぬ演劇への愛であろう、それが観客にストレートに伝わるのがうれしいね。
ラスト近くからばたばたとみんな100%のハッピーエンドをもらって終わるが、少々駆け足過ぎると思ったが、舞台に至福感はみなぎっていた。たまにはこれもよかろうと、いい休日を過ごした余韻が強く残る。
全員分け隔てない配置の妙もさることながら、この劇団の仲の良さをつくづく感じ取れるいい舞台であった。
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