鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

松寿院の防波堤

2008-03-07 | 史跡
幕末のころ、種子島に松寿院という、島を治めた女性がいました。
最近、この松寿院が少し脚光を浴びています。
なぜかと言うと、篤姫の叔母さんに当たる人だからです。
篤姫ブームで、松寿院のことをもっと知ろうという動きが出てきました。

松寿院は薩摩藩主、島津斉宣の二女で、兄弟に島津斉彬の父(斉興)と篤姫の父(忠剛)がいます。
つまり、斉彬と篤姫の叔母さんになるわけです。
(ちなみに、斉彬と篤姫はいとこに当たる)
松寿院は、幼い頃、種子島の領主種子島久道との婚儀が決まり、正室となります。
数人の子をもうけますが、病死などで世継ぎに恵まれず、久道も死去します。
このため、女性ながら島を治めたのです。

松寿院は数々の事業を行いましたが、南種子町平山の大浦塩田開発、大浦川の河川工事、西之表港の防波堤築造が、三大事業と言われています。
西之表港の防波堤が今も残っています。


松寿院が築いた西之表港の防波堤。
この防波堤は、子供の頃から見慣れたものであり、松寿院が造ったものであることも知っていましたが、斉彬や篤姫との関係は最近知りました。


前の写真の反対側にある防波堤。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする