鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

マンリョウと羽子板飾り

2006-12-20 | 植物
山でマンリョウの実を見つけました。
真っ赤な実と濃い緑の葉っぱ。
色彩の乏しい冬の山でいろどりを添えてくれる実です。
似たものにセンリョウがあり、「千両」、「万両」と縁起がいいことから、正月飾りに用いられます。




これは、妻が作った正月用の羽子板飾りです。
右側にマンリョウの赤い実(造花)をあしらっています。
仲間3人で、20個くらい作りました。
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山田の凱旋門

2006-12-19 | 史跡
これは、姶良町山田にある石造りのアーチ型門で、「山田の凱旋門」と呼ばれています。
明治37,38年の日露戦争に、当時の山田村から出兵した兵士の無事な帰還を祝って、明治39年3月に建てられたものです。
縦4.7m、幅4.9mの石造りの門で、アーチは鹿児島の石橋と同じ技術を用いて作られています。

帰還した兵士は、実際この門をくぐって祝いを受けたものと考えられています。
パリの凱旋門には遠く及ばないものの、凱旋門というのが身近にあることに意外な気がしました。




門の上にはこんな立派な「凱旋門」の文字が・・・
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ポンカン

2006-12-18 | 食べ物
鹿児島はミカンどころでもあります。
出水(温州、他)、阿久根(ボンタン)、入来(キンカン)、桜島(小ミカン)、種子島、屋久島、奄美大島(ポンカン、タンカン)などが主な産地です。

種子島からポンカンが送られてきました。
親戚がポンカン栽培をしており、種子島にいた頃、苗木植えの手伝いをしたことがあります。
「このポンカンは、自分が植えた木になっていたのでは・・・」と想像しながら食べるのは楽しいものです。
ポンカンは、温州よりやや大きく、皮が厚く、上品な甘みのあるミカンで、贈答用によく使われます。


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御仮屋イヌマキ

2006-12-17 | 巨樹・古木
蒲生シリーズ3弾です。
蒲生町役場の前に御仮屋犬槙というイヌマキの木があります。
蒲生地頭仮屋のおもて庭に植えられたもので、樹齢400年という古木です。


さすがに風格がありますが、根の付近は裂け目があって痛々しいくらいです。
裂け目ができる前はもっと大きかったそうです。
御仮屋とは、今の役場にあたるものです。
右に見えるのがその門で、御仮屋門と呼ばれています。


これは、近くの民家にあったイヌマキの木で、門の両側に見事な木があったので、撮らせていただきました。
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蒲生の武家屋敷

2006-12-16 | 史跡
鹿児島には、地方に武家屋敷がいくつかあります。
鹿児島の武士は鹿児島城下にいる武士と、地方にいる武士がいて、地方の武士が住むところを麓といいました(喜入麓とか)。
麓の武士は、戦の時ここから駆けつけたわけです。

知覧や出水の武家屋敷ほど有名ではありませんが、蒲生にも武家屋敷があります。
昨日紹介した蒲生の大クスの近く、役場の周辺です。


石垣と門、イヌマキの木などは、どこの武家屋敷にも共通して見られます。


中には、こんな立派な門と日本庭園のあるお宅がありました。
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蒲生の大クス

2006-12-15 | 巨樹・古木
蒲生町の八幡神社に、日本一の巨木「蒲生の大クス」があります。


八幡神社。クスは左に少し見えている。


大クスの全容。
これは、昭和63年の環境庁による巨樹・巨木林調査によって、日本一であることが確認された、正真正銘の日本一の巨木です。


近寄ってみるとその大きさに圧倒されます。
樹高30m、根回り33m、幹回り(高さ1.3m)24m、推定樹齢1500年の巨木です。
樹木の日本一とは何をもってするのか。樹高か、幹回りか。
答えは幹回りです。
そうすると、幹がゴツゴツして太いクスの木が有利です。


中には直径4.5mの空洞がありますが、扉があって入れません。

鹿児島県には、樹齢、風格、人気度から言って日本一と考えられる巨木が他にあります。
屋久島の縄文杉です。この杉を見るために、全国から南の島に来るのですから。
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キビナゴの刺身

2006-12-14 | 食べ物
キビナゴは9月16日にも紹介しましたが、秋から冬にかけて種子島や甑島近海で捕れるニシン科の小魚で、鹿児島の代表的な食材です。
食べ方はいろいろありますが、これはキビナゴの刺身です。

頭、内臓、骨をとり、塩水でしめて、皮を表にして並べます。
薩摩料理の店で、円形に菊の花のように並べて出すことがあります。
しょうゆ、ポン酢、好みで食べていいのですが、普通は酢味噌で食べます。
酢味噌とキビナゴの味が混じりあい、焼酎の肴に最適です。

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サネカズラ

2006-12-13 | 植物
山で、変わった実を見つけました。
直径5~6cmの球形の赤い実で、表面につぶつぶ状の丸い突起が付いています。
初めて見ました。

図鑑で調べると、サネカズラという植物の実です。
この実の液体を、整髪料代わりにしていたということで、別名ビナンカズラ(美男葛)の名前もあるそうです。
自然の造詣の美しさに感心します。

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ナンテン

2006-12-12 | 植物
ナンテンの実があちこちで真っ赤に色づいています。
これから色彩の乏しくなる冬を彩ってくれる木の実です。

子供のころ、種子島に珍しく雪が積もったことがあります(種子島でも、数年に一度くらい、うっすらと雪が積もることがある)。
雪を集めて、先生(女性)が雪ウサギを作ってくれました。
ウサギの目にしたのが、このナンテンの赤い実でした。

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陸の灯台

2006-12-11 | 史跡
昨日紹介した鹿児島ウォーターフロントの一角にこの灯台があります。


元は海上にあったのでしょうが、埋め立て地になっていますので、今は陸上の灯台になっています。
もちろん現役ではありません。
赤い鉄骨造りのレトロな感じのする灯台です。

裏に銅版がはめ込んであり
「鹿児島港修築工事概要・・・・昭和9年8月 内務省下関土木出張所」
の文字が刻んであります。
内務省というところに時代を感じさせます。
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