鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

吹上の田の神

2011-11-10 | 田の神

日置市吹上町の田の神を3体紹介します。

 

吹上町興倉駒田にある田の神です。

 

近景。顔ははっきりしません。

 

山あいの集落にあって、田んぼを見下ろしています。

 

吹上温泉街の西にある田の神です。

道路脇の一段高いところにあります。

 

微笑んだ顔で、メシゲを抱えています。

 

吹上町和田上和田にある、上和田の田の神です。

県道の脇にあります。

 

明治23年の建立です。

 

右手に鍬、左手にメシゲを持っており、背中にツトを背負っています。

ツトは、わらの中に食品を保存するものです。 

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稲富神社の古木群

2011-11-08 | 巨樹・古木

さつま町の稲富神社にある古木群を紹介します。

 

さつま町求名にある稲富神社。1669年の創建です。

この境内に、さつま町指定文化財(天然記念物)の古木群があります。

 

イチイガシ1の全容。

 幹周り:3.3m

 樹高:25m

 樹齢:190年

 

イチイガシ1の根元。

イチイガシ(一位樫、ブナ科)は関東以西に分布する常緑高木で、よく神社に植えられています。

「最良の樫」の意味らしいです。 

 

イチイガシ2の全容。

 幹周り:5.5m

 樹高:28m

 樹齢:320年

 

イチイガシ2の根元。

 

イチイガシ3(左)の全容。右もイチイガシです。

 幹周り:5.1m

 樹高:34m

 樹齢:300年

 

イチイガシ3の根元。空洞化しています。

樹皮はゴワゴワした感じです。

  

タブノキ(椨の木) クスノキ科

 幹周り:5.7m

 樹高:15m

 樹齢:170年

葉や樹皮には粘性があり、線香の粘結剤として使われていました。

子供の頃、葉や樹皮を粉にする工場があり、葉を売りに行っていました。

 

タブノキの根元。これも空洞化しており、樹皮にはコケが生えて風格があります。

 

イヌマキ(犬槇) マキ科

 幹周り:1.7m

 樹高:15m

 樹齢:320年

イチイガシ2とともに、創建時からのものと考えられます。

稲富神社の境内は、多くの古木があって鬱蒼としています。

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永野鉄道記念館

2011-11-06 | 史跡

さつま町永野にある永野鉄道記念館を紹介します。

 

永野鉄道記念館。薩摩永野駅舎の跡です。

 

 改札口。

 

この鉄道は、昭和10年宮之城線として川内と結ばれ、昭和12年山野線として薩摩大口へ 延伸されました。

昭和62年、廃線となりました。

 

ホームと線路跡です。

 

機関車や車輪が展示されています。

 

転てつリバー。 ポイント切り替え機です。

 

当駅でスイッチバックとなっていました。

急勾配のためではなく、薩摩永野の手前の薩摩求名から大口へ 延ばす予定だったのが、近くに永野金山があるため、この駅へ延長したためです。

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桃とさくらんぼとバナナ

2011-11-04 | エッセイ

桃は、丸くてかわいらしく、豊満な体をしており、水気もたっぷりあって、実に色っぽい。

桃の皮は薄い。爪で簡単にはがすことが出来る。

薄着の娘が簡単に脱ぐようなものだ。

身を護ろうという気があまりないようだ。

果物屋では、クッションでくるんで保護している。

このような待遇を受けるのは、桃のほかには高級果物の代表であるメロンとマンゴーくらいのものである。

桃は、過保護娘で、身持ちは悪いが、むちむちしたみずみずしい体で色っぽく、男心をそそるところがある。

 

さくらんぼは、小さくてめちゃくちゃかわいい。

思わず、食べてしまいたいほどかわいい(食べるけどね)

桃のような色気はないが、上品で清楚なお嬢さんといった感じがある。

棒の先にペアでぶら下がっているところもかわいらしい。

神様が、ていねいにデザインを考えて作ったようだ。

世間に出てくるのが年に1回というのも、深窓の令嬢のようで気になる存在である。

皮をむかずにすむように、皮ごと食べられるよう気を使っているところも好もしい。

それに、種飛ばしという楽しい遊びも出来る。

 

一方バナナはどうか。

容姿は、桃やさくらんぼよりも劣る。

果物というのは普通丸いもので、それが果物のかわいらしさ、愛らしさとなっている。

ところが、バナナは棒状である。

棒状の果物って、他にあるだろうか。

皮は厚くて、身を護ろうという気はあるようだ。

しかし、脱ぐときは桃に負けず大胆である。バナナの皮はつるりと簡単にむける。

その肌は、桃のようなみずみずしさはないが、クリーミーでねっとりとしている。

人間が食べやすいように種は退化しており、おいしくて栄養もあり値段も安い。

いじらしいまでに、人間に気に入られようとしている。

 

桃子ちゃんとさくらちゃんとナナちゃん、それぞれの魅力があって、私としてはどちらともお付き合いをしたい。

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川内川源流を訪ねて(27)

2011-11-02 | 源流を訪ねて

宮崎県えびの市の九州自動車道の橋から上流へ行きます。

 

加久藤橋を上流から見たものです。 

 

加久藤橋から下流を望む。 

 

加久藤橋から上流を望む。背後は霧島連山です。

 

向かって左が川内川本流、右が支流の池島川です。

 

川内川右岸に、霧島連山を背景にして田園地帯が広がっています。 

 

飯野にある飯野橋です。 

 

飯野橋から下流を望む。 

 

飯野橋から上流を望む。堰があります。

 

前の写真の堰です。

川内川源流の旅を一休みします。

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