芋焼酎はいかがですか?

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『部活動の社会学』を読んで

2022-08-02 07:07:07 | Weblog

新型コロナに罹患した人々の数が増加しています。

私の担当する学年では9月に研修旅行を計画しています。

旅行先は沖縄、北海道、九州です。

それぞれの生徒が希望した旅行先に行くスタイルです。

ウィズコロナにおいて研修旅行は実施してあげたいのですが・・。

沖縄を前もって中止して、他に振り替えて実施しようという案も出てきたようですが行きたい場所に行かせましょうというということは再確認。

実施が決まった場合には、

旅行中にコロナ感染した場合はどうしよう?

ホテルの同部屋の生徒は濃厚接触者になった時にコロナ保険は適用されるだろうか?と疑問は次々にわいてきます。

学校として8月10日までにその実施の有無を決めるそうです。

果たしてどうなることやら、場合によってはその後処理で忙しくなりそうな私です。

 

さて、たぶんそうであろうと思うことをアンケート調査して、それを明らかにしている社会学関連の書籍を今読んでいます。

それは内田良先生が編集された『部活動の社会学』。

その本の筆者の一人である野村駿さんは『「趣味に生きる」の文化論—シリアスレジャーから考える』で知り合いになった方なので、親近感を持って読み進めました。

 

  • 部活動立会時間がより長いのは、男性、正担任、運動部顧問、常勤講師、未婚、子どもあり、介護なし、20代・30代である
  • 教員の部活動問題は、顧問を強制される「強制的多忙化」の問題と同時に、自ら積極的に部活動指導へのめり込む「主体的多忙化」の問題でもある。
  • 女性教員は育児が部活動への参加日数・時間に大きな影響を与える一方、男性教員に育児による影響は見られない。
  • 中学校の野球部やサッカー部では、経験者割合の高い部活動の方が多数派。
  • 経験者が多い競技ほど、活動が過熱する傾向がある。
  • 練習時間や試合回数、部員数よりも、経験者人数の方が大会の成績に与える影響が大きい。

 

キャッチーな話題を取り上げてマッチポンプ的に論文を書いているわけではなく、丁寧に調査して実態や問題点をあぶり出して、それを把握して世に問題を投げかけている姿勢の素晴らしさを感じました。

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