芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

水道橋・神保町

2008-02-22 22:41:25 | Weblog
 何十年も前のこと、大学受験を切っ掛けに東京にやって来た。東京にある数ある大学のなかで出来れば避けたかったのは都心にある大学だ。田舎者の私には、神保町周辺にある都市型マンモス大学は受験の対象には当時なかった。生まれ故郷は離れたかったが、それだからといって都心の大学には通学したくないというのが本音だった。
 そんな都市型大学を避けていた私だが、なぜか多摩地区の大学を卒業後は水道橋・神保町周辺の大学や専門学校とは縁が深い。
 仕事を持ちながらの学びであるのでまさに今風に言えば「ケイコとマナブ」だ。仕事が終わった後、特に夜の講座を利用して学んできた。
 大原簿記学校では、国家試験の取得を目指し、コンピュータのプログラムを学んだ。コボルという言語で構成されたある程度のコンピュータプログラムは理解できるが、そこで学んだのは自分にはコンピュータのプログラマーとしての素養がないということだ。
 また、日本大学では外国語の教員免許状取得の為にレポートを書き、単位習得試験を受けるために何度もかよった。そして水道橋の校舎でも単位習得を目的に夜間の一定期間や夏のお盆休み期間を利用して、講義と試験を受けた。日大で学んで再確認したことは私は英文学には興味がないということだ。後にも先にも英文学を原書で読んだのはあの時だけだ。英語の勉強としては、高田の馬場にあるトフルゼミナールでも学んだことはここに追記しておく。日大通信にはあまりよい思い出がない(科目習得試験を受けたのに一科目受けていない扱いにされてしまった。受験後、答案が紛失したようだ。)が、私が今のこの仕事をして食べていけるのも日大のおかげだ。それには感謝しなくてはいけないと思っている。また、後の大学院で社会学を学ぶきっかけになったのは、当時の学びがあったからであろう。
 そんな、水道橋との縁であるが夜間の授業の休み時間を利用してよく食事をした場所がある。それは、「いもや」だ。水道橋・神保町周辺には数多くの「いもや」がある。その殆どはてんぷらやであるが、日大の側はとんかつの「いもや」だ。今日も、論文提出に神保町にいった際に「いもや」に思わず寄ってしまった。すごいボリュームのキャベツ、そして揚げたてのとんかつに蜆の赤だし味噌汁。そして最も特徴的なのは、カウンター席しかない店内のどの客も何も語らず無言でとんかつを食していることだ。昼時とあって店内にはカウンターに座るために待っている客が列をなしていて、その列は店外まで続いていた。食べ物でも、その当時を思い出すメディアになることを痛感した。
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