感想:『キリスト教と日本人』

2005-10-01 23:33:20 | 本関係
 講談社現代新書。2001年発行。 題名だけで借りてきてしまった本w著者が建築史というのに後で気付きかなり不安になった。時代は南蛮貿易時代から20世紀初頭にかけて。主に日本人のキリスト教観を扱うが、宣教師たちの仏教観なども書かれていて面白い。   この本の特筆すべきところは、当時の珍説・奇説を紹介しながら東洋・西洋それぞれの見解の特徴などを述べているところである。歴史・宗教史の世界では往々にして . . . 本文を読む
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日本人の「無宗教」について

2005-10-01 17:52:29 | 宗教分析
日本人が「無宗教」であるというのはマスコミなどを通してそれなりに自覚されている事柄だと思う。これについて私見を述べてみたい。なお、日本人全般が「無宗教」かのような書き方をしているが、世論調査などによって3割の人間は宗教へ所属しているという結果が出ているというのが事実である。よってここでは、「無宗教」が多数派であるという世界的に見て特殊な状況が生じた要因を考えていると捉えていただきたい。 日本人の . . . 本文を読む
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