ドストエフスキー『地下室の手記』読了

2006-06-01 01:55:42 | 本関係
ちょびちょびと読んでいたが、昨日一気に読み終えた。 主人公は過剰な自意識をもって、世界を生きている。その様はまったくもって滑稽であり、冷笑を誘う。 しかしながらその言葉の多くに、私が今まで考えてきたり、あるいはここに書いてきたことと共通する部分があったのも確かだ。例えばこんな一節。 たとえば諸君は、人間を古い習慣から解放して、その意志を、科学と常識の要求に即して、叩き直そうとしておられる。 . . . 本文を読む
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