「涼宮ハルヒの消失」より:突っ込みという共犯関係

2010-12-11 18:11:04 | レビュー系
前回の「涼宮ハルヒの世界」では、「涼宮ハルヒ」シリーズに私が不快感を覚える理由について考えてみた。明確な結論を述べていなかったのでここに記しておくと、ハルヒごとき存在が鍵を握る世界をわざわざ存続させようと奔走する必然性が見いだせない、ということであった。しかし登場人物たちは、たとえばハルヒの力を端的な事実として認めた上で何とかカタストロフを回避しよう(=「日常性」の範囲に事態を収斂させよう)として . . . 本文を読む
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