「昼間から酒を飲んだかのようにテンションが高い」と昨日言われたギーガですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日は一応の休日ということで、朝は筒井康隆の「日本地球ことば教える学部」やら「原始人」、「読者罵倒」(いやしくもレビューを書く人間はこれを読むべきだと思う)を読み、ひひひっと笑ったり跳ねたりしながら過ごした。前にも引用したが、どうしてもおもしろさを伝えたいので「日本地球ことば教える学部」の一部を載せておきたい。
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十三は初めから十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三ですね。「わたしはあなたに対して何を言うべきかわかりません」マケなさい。「わたしはあなたに対して何を言うべきかわかりません」はいよろし。何を言うべきかわからない人にこう言っています。言うことがないことを言うのは言うことのない人にだけ言います。日本地球の人は、知らない人には全部こう言いますね。それは人には言うことがなくても何か言わなければならないからですね。日本地球の人、道で逢う知らない人にも全部こう言います。知りますね。ポケなさい。
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この作品は外国語学習のテキストをパロったものだが、単に外国語学習でお目にかかるヘンテコな日本語訳や説明だけでなく、異文化(宇宙人)から見た言語感覚の微妙なズレもおもしろおかしく表現されている。「マグロマル」と並んでオススメしたい一作である。
午後はと言うと、マシンガンズを聴きながら頭を振りつつ、さらにX JAPAN⇒マキシマムザホルモン⇒聖飢鬼Ⅱという流れで延々脳内麻薬を垂れ流していた。ところで「みかんのうた」を歌う時は頭振り&歌詞外でのSHOUT(俺の魂の叫びだ~とか)はデフォルトだと思うのだが、あなたどう思いますか?俺の知り合いはこれにテンポ+5くらいにしてほとんどノンストップで歌ったりもしていたが(※)、最近ではSHOUT部分とみかんのところ以外はしっかり歌った方がギャップがあってむしろインパクトがあるんじゃないかと思っている。これは狂気と一緒で、全く論理の通じない狂人を描くより、一見全く正常に見えてある一点のみ狂っている方が強く印象に残ることがあるのだ。要するに、人間は二面性やギャップによく反応する生き物だってこと…
と歌の話だった。まあフリとかまで入れるのが必ずしもいいとは思わんが、せっかくカラオケに行くなら情念込めて歌わないと意味がない、と考えている。ただメロディー追ってるだけなら、そりゃ歌うってーよりは「歌詞を読んでいるだけ」じゃないだろうか(もちろん奥田民生の「マシマロ」みたいにやる気なく歌った方がおもしれー曲もあるが)?
情念というと、俺自身がカラオケ好きのためか、俺の周りには歌の上手い人間が多い気がするけれども、聞き惚れるほどの歌を歌うのはただ一人しかいない。そいつが歌うと魂が籠もり、歌が直接心に直接響いているような感じがする(※2)。そいつと上手いその他大勢の違いを見るたびに、物事において単純に上手いというのと達人であることの間には深い溝(≒本質的な差異)があるように言われるのは至極もっともなことだと感じずにはいられない。
人が聞き惚れ、記憶に焼きけられるほどの魂の唄…自分も一生に一度でいいからそんな歌を歌ってみたいものである。神経?喉?そんなものは焼ききれてしまうがいい。それほどの没入こそ歌を捧げる祝祭空間に相応しいのだ。
※
ちなみに早送りでミッシェルの「アリゲーターナイト」を歌ったりもしていたが、台風のような勢いで終わったりしてなかなかおもしろい。
※2
例えば、XのWEEK ENDやSCARSを上手く歌える人間はちょこちょこ周りにいるが、聞いて格好いいとまで感じるのはそいつの歌だけである。
今日は一応の休日ということで、朝は筒井康隆の「日本地球ことば教える学部」やら「原始人」、「読者罵倒」(いやしくもレビューを書く人間はこれを読むべきだと思う)を読み、ひひひっと笑ったり跳ねたりしながら過ごした。前にも引用したが、どうしてもおもしろさを伝えたいので「日本地球ことば教える学部」の一部を載せておきたい。
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十三は初めから十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三の十三ですね。「わたしはあなたに対して何を言うべきかわかりません」マケなさい。「わたしはあなたに対して何を言うべきかわかりません」はいよろし。何を言うべきかわからない人にこう言っています。言うことがないことを言うのは言うことのない人にだけ言います。日本地球の人は、知らない人には全部こう言いますね。それは人には言うことがなくても何か言わなければならないからですね。日本地球の人、道で逢う知らない人にも全部こう言います。知りますね。ポケなさい。
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この作品は外国語学習のテキストをパロったものだが、単に外国語学習でお目にかかるヘンテコな日本語訳や説明だけでなく、異文化(宇宙人)から見た言語感覚の微妙なズレもおもしろおかしく表現されている。「マグロマル」と並んでオススメしたい一作である。
午後はと言うと、マシンガンズを聴きながら頭を振りつつ、さらにX JAPAN⇒マキシマムザホルモン⇒聖飢鬼Ⅱという流れで延々脳内麻薬を垂れ流していた。ところで「みかんのうた」を歌う時は頭振り&歌詞外でのSHOUT(俺の魂の叫びだ~とか)はデフォルトだと思うのだが、あなたどう思いますか?俺の知り合いはこれにテンポ+5くらいにしてほとんどノンストップで歌ったりもしていたが(※)、最近ではSHOUT部分とみかんのところ以外はしっかり歌った方がギャップがあってむしろインパクトがあるんじゃないかと思っている。これは狂気と一緒で、全く論理の通じない狂人を描くより、一見全く正常に見えてある一点のみ狂っている方が強く印象に残ることがあるのだ。要するに、人間は二面性やギャップによく反応する生き物だってこと…
と歌の話だった。まあフリとかまで入れるのが必ずしもいいとは思わんが、せっかくカラオケに行くなら情念込めて歌わないと意味がない、と考えている。ただメロディー追ってるだけなら、そりゃ歌うってーよりは「歌詞を読んでいるだけ」じゃないだろうか(もちろん奥田民生の「マシマロ」みたいにやる気なく歌った方がおもしれー曲もあるが)?
情念というと、俺自身がカラオケ好きのためか、俺の周りには歌の上手い人間が多い気がするけれども、聞き惚れるほどの歌を歌うのはただ一人しかいない。そいつが歌うと魂が籠もり、歌が直接心に直接響いているような感じがする(※2)。そいつと上手いその他大勢の違いを見るたびに、物事において単純に上手いというのと達人であることの間には深い溝(≒本質的な差異)があるように言われるのは至極もっともなことだと感じずにはいられない。
人が聞き惚れ、記憶に焼きけられるほどの魂の唄…自分も一生に一度でいいからそんな歌を歌ってみたいものである。神経?喉?そんなものは焼ききれてしまうがいい。それほどの没入こそ歌を捧げる祝祭空間に相応しいのだ。
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ちなみに早送りでミッシェルの「アリゲーターナイト」を歌ったりもしていたが、台風のような勢いで終わったりしてなかなかおもしろい。
※2
例えば、XのWEEK ENDやSCARSを上手く歌える人間はちょこちょこ周りにいるが、聞いて格好いいとまで感じるのはそいつの歌だけである。
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