
ふぅ、さすがに海沿いから離れると、雨風も多少はマシになるな・・・
え、お前が次に行くのは摩天蓋じゃなかったのかって?それはな・・・トリックだよ(・∀・)
というベネット仕草もアレなので、前に書いた雑地図を再掲。
赤尾展望所から位置的には確かに摩天蓋が近いのだが、なんせ初手の鬼舞展望所で靴が一瞬で死に、危うく傘も持って逝かれる(実際骨がバキバキになりかけた)ほどの風雨である。
この状況で摩天蓋に行き、さらに遊歩道へと足を踏み入れたならば、カ〇ジの鉄骨渡りも真っ青のデンジャラスゲームとなるわけで、さすがに命まではかけられじと出発地点の別府方面へ引き返す選択をしたわけでありマス😭
本日(11/2)対岸の島根・鳥取では台風21号の接近により200ミリほどの雨が降ってる状況で、岬や崖はもちろん、外を出歩くこと自体がそもそもあた☆おかなシチュエーションなのである(・∀・)旅館やレンタカー事務所の人たちは、さすがに遠方から来た旅行者に今日は予定をキャンセルした方がええでとは言いづらいから、「こんな生憎の天気で…」と濁した言い方をしていたが、まあストレートな表現すれば「家で大人しうしときなはれ」という話ですなw
とはいえ、一縷の望みもある。この台風は夕方頃には通過するとの予報が出ているため、他の場所で時間を稼いでいれば、晴れ渡った景色を目の当たりにすることができるかもしれないってことだ。よって、本来は主目的だった摩天蓋以外を最後に回し、他の場所を回っているうちに天候が回復することを期待するって寸法だ。あとはそれが17:00に間に合うかどうかは神のみそ汁( 。∀ ゜)
まあそういう訳で、そこまで台風の影響が強くない場所から攻略してくことにしたってワケやね。
隠岐の神社でよく見かける、奉納儀式用の土俵ですな。こじんまりとはしているが、柱の色合いが歴史を感じさせる。
この由良比女神社は大量のイカが打ち上げられたとされる浜辺に鳥居があるのが何ともエキセントリックな印象を与えるが、それ以外はどこにでもある神社という感じ。
ちなみに由良比女神社はかつて「由良比売命神社」とも呼ばれ、平安時代には海士町の宇受賀命神社・隠岐ノ島町の水若酢神社と並び官社として記録される、非常に創建の古い神社であったらしい(創建にまつわる由緒の詳細はよくわかっていない)。
なお、由良比女がかつて由良比売命と書かれていたのは、その別名がスセリヒメノミコト(須世理比売命)であることと関係するが、こういう漢字を用いた和語の音写は万葉仮名にも見られるもので、神社系で言うと、例えば同じ離島の対馬の多久頭魂神社や和多都美神社などが思い起こされる(まあ漢字による音写自体は「テュルク→突厥」や「タングート→党項」など、中華の影響が及ぶ地域に関してはありふれたものだが)。
前に触れた原始神道の様式の残存もそうだが、離島という場所柄本土との交流が限定される分、仏教の本山と末寺ではないが、一種のヒエラルキーから少し外れたところにいて、特殊な名前を現代まで受け継ぐに到ったのかもしれない(とはいえまあ「一宮」とか「郷社」といった形で格付けの中にはいるし、また名前も複数の名称を持っていたり、あるいは途中で若干の変化を被ったりはしているのだが)。
このあたりは神仏分離令の影響で神宮寺的なるものの廃止と、それに伴い神社の改名などが行われたりしたことが安丸良夫の『神々の明治維新』で描写されているが、離島はそういった影響を受けにくかった、ということなのかね?
なお、由良比女神社は浦郷港の近くにあり、そこそこ住宅も周りにある環境だが、まあこの天候なので人っ子一人おらんのは岬と同じですなw
おわかりいただけただろうか・・・落葉の様子から、いかに風が強いかってのがわかりますねえ😅
逆から鳥居方面を見た景色。紅葉の季節であれば、海の蒼とのコントラストで、さぞかし美しく彩られた世界を見ることができるだろう。
山門を前に海側を撮影。
という訳で帰り際に海辺をもう一枚。
にしても、何で「イカ」何だろうな?漢字から妄想すると、「烏賊」ってそれこそ「賊」という語を含むので、海賊やらと結びついた出来事が生物に置き換わったのだらうか??などと妄想したくなるが(笑)、まあ普通に考えて「やたらイカが取れるので、それを神サマのお蔭ってことにした」って可能性が一番高そうやな。
まあともあれこのくらいの天気なら問題なく見て回れそうだわ。
じゃあ次は焼火山に向かうとしますかね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます