卒業旅行:旅立ち編

2015-05-20 12:19:23 | 中部・東海旅行

 

「敗北を知りたい」と言い残して東京へ旅立ったのはバキの死刑囚たちだったが、私もまた同じ程度の渇望をもって「童貞を卒業したい」との思いを胸に秘めていた。

 

童貞を卒業する、というのは良きことである。それがたとえ幾分かの失望を伴うものであっても。その痛みが、幻想に生きてきた自分を客観視させ、人間を成長せしめるのだから。

 

と超偉そうに書いてきたが、要するにこのGWで晴れて北海道童貞を卒業したついでに、中部童貞もgraduate(英語で書いたらなんかカッコよくないすか?)しちまおうと決意した次第である。

 

しかしそこは、無計画という言葉を体現するこの私である。およそ10年前に発行(発酵?)されたタビリエを引っ張り出して所要時間とかは計算したものの、「白川郷へ行く+高山に泊まる→あとはテキトー」といういかにも遠目からの憧れだけでものを考える童貞チックなトリップを構想(という言葉もおこがましいが)しただけで、あとはその場の勢いで何とかなるだろとタカをくくっていた。

 

そして当日。8時の目覚ましより早く起きた私は、「(予定通り起きるという)最初の関門クリアだぜ」とひとり得意げな顔で少しまったりめに準備をし、家を出た。予定より一本早い(はずの)電車に乗り、新宿へ到着。途中コンビニでウィダーインゼリー(またか)と水を買って乗り場に・・・

 

ってあれ?予定の電車がなくない?一応ジョルダン先生に確認してみるか・・・先生のご教授内容は以下の通り。

1.そもそも新宿まで乗った電車が一本遅い

2.そもそも新宿から乗るのは電車ではなくバス

3.そのバスはすでに2分前に出発してしまいました

 

ドビュッシー!!??なにこのしょっぱなからの敗北orz童貞卒業しようとお店に向かったらお休みだった的な、ねヽ(。∀゜)ノふっ、じゃあもうこの目の前の松本行きに乗っチャイナよ!というわけで電車に滑り込んだパンパースであった。


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