アルプス山脈の雄大さに意識をとられていると、次は地面の方がその魅力を主張してきた。
おそらく菜の花だとは思うが、夕陽と相まってそれはあたかも黄金の絨毯のように見える。絵葉書にそのままありそうな、しかし今まで一度も目にしたことのない景色には思わずため息が漏れてしまう。
これまでフュッセンというとぼんやり「城」というイメージしかなかったが、こういった雄大な景色の中に、それらは存在しているのだということを理解した(バウムクローネンヴェークが有名だが、そこにはオーストリアとの国境があり、山脈が連なっていることを頭では理解してたのだけど、奇妙なことにそれらは私の頭の中では点としてバラバラに存在しており、有機的につながってはいなかったのだ)。
日本で(複数回に分けてだが)全県を旅行した時も、実際に車などで周遊してみるとその位置関係や地勢がvividなものとして印象に残り理解が深まるということはよくあったが、やはりただ絵面や字面でその世界を理解しようとするのと、実際にその地を訪れてみるのとでは(少なくとも私の場合)大きな差があるらしいというのが正直な印象である。
そんなことを考えていたらフュッセン到着。夕方に見えますが、これジャスト20:00くらい。ドイツに来て驚いたことに日の長さがあるが、とにかくも活動時間を多めに取れるのはありがたいね。
さぁて、ほいじゃあ今日の寝床に向かうとしようかね。
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