しおみ、宣伝は何度も見て気にはなっていた。ネタなのかと思っていた。
続きが気になって一気に見てしまった作品なんて久々。
lain、電脳コイルをプッシュ(pokosukeも)。
実は有名だったのねw
まだいくつか気になっている点があるので内容面について詳しくは書かない。
人間の昏い情念→地獄少女あたりが近い。しかし大きく違うのは描写の距離感。
堕胎を始めとして人間の昏い情念を扱っているにもかかわらず、そこまでは重い印象を受けずに見れる。
比喩表現もさることながら。薬売りが決して余裕を失わないこと、変わらぬ飄々とした口ぶり、なぜかすんなりと溶け込んでいる(ここが「怪~ayakashi~」と大きく違うところ)。真相が明らかになって話が重くなってきても、怪物が出てきて事態が切迫してきても、全体の軽妙洒脱な雰囲気が失われない。
ここは評価の分かれるところかもしれない。例えばテーマの伝わりにくさ。
しかしそこは、どこか講談でも喋っているかのような口ぶりも合わせて、「絵巻物」を見せられている感じ?描き方も含めて全体の雰囲気に合っているのでOK。読者に媚びるために必要であるはずの描写を改変してヌルくしている・・・というのとは明らかに違うだろう。
フィクション性。百歩譲って金髪の髪結い女はいても、そいつが奉公してるってのはねーだろ。とかね。俺とかは、現実(の江戸社会)に還元せずにはいられない志向性に歯止めをかけるための。この設定を見て実際の江戸では・・・と大真面目に批判するのはアホだからね。
「怪~ayakashi~」の加世も褐色に唇が厚ぼったく書かれていてちょっと以外な印象を受ける(ラテン系?w)。まあこっちは人物の書き方の閉鎖性というか記号性への皮肉も込められてるのかもしれんけどw
第三幕、最初「真実を知ること=幸せ」っていうテーマかと思ったら違うのね。つーかおかしな牢の構造はそれが仮想空間であること示していた(~の説明があまりにも説明的すぎる)
形、真、理を知らねば倒せない→ストーリー展開の必然性。劇場版?
じいさんの解釈と真の食い違い…ニンゲンの解釈の恣意性。記憶の改変。
恐いのはモノノケか人間か→学校であった怖い話、境界線の曖昧さ。
ソウルイーター、へうげものも期待やね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます