ひぐらし綿流し編の詩:二編収録版の場合

2005-12-20 18:25:25 | ひぐらし
続いて綿流し編Fredericaの詩。


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タマゴをじっと、温める。
温める熱が愛ならば、生まれる子供はきっと幸せ。
愛がこもって、喜びにあふれる。

タマゴをじっと、温める
温める熱が怒りなら、生まれる子供はいったい何?

私もタマゴを、温める
温める熱はガスだから、何のタマゴか興味なし。
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祟り編以降までやった人には説明不要だろう。とりあえず、今の詩が謎解きの方向に向かっているのとは対照的に、何かの不気味な予言めいているということを指摘しておけば十分だろう。

ただ、やはり最後の一節は気にかかる。「私」と「ガス」も去ることながら、そこに「タマゴ」という要素が入り込んでいるからだ。この文脈だと、「ガス」は目的ではない。中身に「興味なし」とはいえ、「タマゴ」を温めることが目的のようだ(「タマゴ」はたぶん成分の伏線でもある)。綿流し編の詩であることを考えれば、ミスリードではないと思うんだよなあ。使いどころとして全然効果的じゃないし。そりゃ祟り編の詩だってなら理解できますがね。一応罪滅ぼし編のTIPS「お気に入りのワイン」とか鷹野ブックを関連事項として考えておくべきか。あとは、読んだ個々人で判断してください。考えるのメンドクサ(^^;)

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