ポプテピピックの基調にあるのはパクリネタと投げっぱなしのニッチネタゆえにただの内輪ウケで終わりそうなところだが、なぜか読者がそこに巻き込まれるのは、ギャップの面白さとポプ子・ピピ美のバディ感にあると述べた(「クレイジー ポプテピピック アナリシス」参照)。
そしてギャップの元となるcuteな外見をしたポプ子のサイコパシーというか躁鬱的な反応を、(車の展示場での発言などからわかるように、実は内面に多分の毒を持っているにもかかわらず)がっちりフォローする献身的なピピ美の姿を見れば、その二人のバディ感に百合的なものを読み込むのは至極もっともな見解であると言わざるをえない。
まあもちろん、作者はそういう関係性がウケるってことやギャップが使えるってことを認識してコピペ応用するようになっているわけで、こういう想像力というか傾向性は大きなビジネスチャンスへと繋がるのだ(最近のアニメで言えば「おそ松さん」がその典型)、というアンチのような信者のような新種の文化人のような発言をしつつ、この稿を終えたい。
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