ポプテピピック:惨度目の正直

2018-01-18 12:17:20 | ポプテピピック

 

 

本であれ映画であれ何であれ、俺は基本的に再読も再視聴もしない。そうするのは、何か大きなきっかけがあってきっと受け取り方が変わるであろう、という場合に限られる。しかし、このポプテピピックというクソアニメは放送から毎日一度は見ないと夜を越せないようになってしまった。さてはドラッグだなオメー・・・

 

まあBBC(ジスイズフェイク)も取り上げているように、周りの反応がおもろいってのも大きいわな。どの声優タッグがいいか、人形を使ったストップモーションへの感想、AC部の賛否両論ぶりetc...これらを見てるだけでもゲラゲラ笑えてしまうわけで。あとは(元がそうだから当たり前だが)コマ切れの内容なので、声優の演技力によるワンシーンの破壊力が最大限に発揮される構成となっておるので、それにつられてしまうのもあるだろう(たとえば千葉の0%連呼は、カービーネタとわからなくてもただ神懸りすぎてて「こんなクソアニメなのに・・・」と思わず笑えてしまうレベルである)。あぁあと、再生回数の変化も楽しみの一つだな。一体どこまでいくんやこれ、ってゆうねw

 

ちなみに3話も非常に楽しみにしている。2回も続けて「再放送」しやがったなオメーという声もあるようだが、1話と2話では歌い手の順序が逆だし、また2話のストップモーションアニメはそれ自体がかわいすぎていっぱいちゅき(はぁと)なだけじゃなく、1話のPPTPと重ねると「みんなのうた」風にも見えてくる。

 

またそもそも、一話は「君の縄」、「スカイ〇ム」、「クロ〇トリガー」、「となりのト〇ロ」、「ポケ〇ン」、「ガーディア〇ズ・オブ・ギャラクシー」など海外でも有名なネタを多くぶっこんでいて、これはもちろん海外勢を釣るためのチョイスだと思われるが、2話は海外勢にはもちろん日本在住の人間にも人目ではわかりづらい亜空間なものがかなり増えていたように思われる。もっと言えば、「スクショターイム」と称しておみくじを高速で表示するのなんかは、再度見て一時停止させるの前提という仕掛けで、わからせて釣るよりぱっと見でわかんねーよと思わせることでむしろ執着させるという逆の戦略をとっているようだ(人は見えそうで見えないものをつい追いかけてしまう生き物なのさ・・・と遠い目)。

 

思えば1話のopは、「親が海外旅行で羽を伸ばす男子高校生と女子の幼馴染」という典型的にも程がある話から始まり、(アイマスやラブライブが有名になった今日では)「王道」の一つであるアイドルアニメの歌が始まる。そしてやっぱりクソアニメだったとわからせて、実は「遅刻の危機→パン咥えてダッシュ→衝突=出会い」というサルマンにでも出てきそうな超典型パターンも組み込んできている。つまり、サイケデリックな内容に見せかけて、第一話はそこかしこに王道的要素と幅広い視聴者を取り込むフックがきちんと仕込まれているのである(そしてありえないくらいに典型的すぎるパターンを多用しているのは、製作者側が当然釣りに自覚的であることを示す)。

 

で、2話は逆にのっけからサイケデリックなビジュアル&曲のOPで(ポプテピピックというアニメ的には)真正面から攻めてきたわけで、予想通りの実写使用もされていたから、第3話がどういう展開になるのか楽しみでしょうがないわけである。

 

最終話はこの調子でいくと、予算がなくて打ち切りになったことにして、円盤だけには収録するとかアコギなことすらやりかねんとか思ったりするのだが(再放送という「演出」は、曲を印象付けて購入させるという狙いとしては非常に有効だと思うしね。ちなみにこれは曲・ビジュアルとも出来が良いことを踏まえて言っているのであり、クソを無理やり買わせようとしているという意味ではない)・・・

 

それですらネタとして許せそうな気がするのは俺がすでに洗脳されきっていることを意味しているのか。やっぱりドラッグだなオメー・・・


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