ローテンブルクの西部から南下してシュピタール門に到着。ここからは城壁の中に上れるが、
そこにはこんな世界が広がっていた。
すでに触れた事だが、ローテンブルクというのは単に「古い町並みが保存された場所」=「ゆるくて穏やかな歴史を歩んできた町」などではない。そこはかつて帝国都市として繁栄し、三十年戦争で略奪の危機を迎え、後には顧みられなくなり(だから古い町並みが残っている)、そしてナチスドイツ時代には民族の拠り所となる「理想的な町」としてプロパガンダに利用されたのであった。
この城壁の構造と据え付けられた大砲は、そんな歴史的役割を見る者に実感させてくれるものであろう。
というわけで元の場所に戻る。
それでは市街地を北上していくとしますかね。
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