フラグメント246:日本的自己責任論と「忍耐=美徳」観の共通点

2024-03-13 11:46:39 | フラグメント
 
 
 
 
 
 
 
 
 
243が因果応報とかヨブ記で、244が体系化の欲望245がAIの「奴隷」みたいな話だったのからすると、今回のはだいぶ具体的というか狭い世界の話でテイストが変わったな。まあ題名は明らかに『日本・現代・美術』から取っているので、芸術系の話とはリンクしてるっちゃしてるのかな?『日本・現代・美術』は、様々なものが流入しては底なし沼のようにズブズブになっていく「悪い場所」として日本を記述するという視点をある種批判的に取り入れていたので、そこを意識していたのかもしれない(まあ「神国思想とその変遷」でも書いたように、日本を遅れた悪い場所とする発想と、むしろ独自性のある特別な場所だとして少々するスタンスは両極のようでありながら、その実はコインの裏表というか、ある種の「共犯関係」みたいなものであるのだけど)。
 
 
ともあれ、ここで述べているのは、「忍耐を求める風潮の害悪」である。もっと正確に言えば、そこには「耐えるのが嫌なら逃げればいいじゃないか」という姿勢も含むので、「その場所を変えていくための闘争を、とことんまで否定するスタンス」という表現が適切かもしれない。まあ何というか、とにかく組織や共同体に過剰適応することを求め、「和して動ぜず」的な距離感を理解しようとしない思考態度とも言えるだろう(これは昭和に見られた学園闘争などの失敗→ノンポリ・シラケみたいなものが背景にあるのかね?)。
 
 
だから、組織には属しながら同時に権利も主張するのは当たり前のことであるのに、これをエゴだとする向きが強く、オープンな交渉事というものを嫌い、根回しに頼りたがる。結果的にそういう発想が蔓延した結果、なあなあのやり口が横行し、問題が放置されて「失われた30年」の背景となった・・・とは思わないのだろうか(というか「セクシー田中さん」問題とかは典型的なそういう暗黙知の悪しき部分が噴出したものと言えそうだ)?
 
 
まあ結局は、組織に最適化することばかりに慣らされて先を見ない、より正確には「先を見ない方が合理的な振る舞いになってしまう構造」ができあがってんだよねえ。だから、旧日本軍でもあった、「内心忸怩たる思いはあったが、あの時は空気で仕方がなかった」というやらかし(失敗の構造)が80年近く経った今の日本でも平気でまかり通っているわけでして、それがようやく大手マスメディアの隠蔽構造ジャニーズ問題宝塚、ビッグモーターにダイハツと大きな不正や腐敗が次々と公になることで、大々的に病理として認識されたのが2023年だったのではないかと。
 
 
まあ少なくとも社会構造としては、こうして子どもを産むはずだった世代がその余裕を失ったことが現在の少子高齢化の背景の一つでもあるので、目先の経済を回すことだけに執着した結果として社会の方が回らなくなった(なお経済成長はほとんどできない模様)、という意味で、まさに自己責任なわけだけど(・∀・)・・・と言いたいところだが、自己責任論者たちは、そういう社会的不具合や腐敗の温存を、自己責任論が悪意なく後押ししたって認識なんてまるでねーんだろうな。ま、今さら焦ってどうこうしようたって、時すでに遅しって話だけど。
 
 
2番目のは完全に備忘だが、しかしこの脈絡のない内容は何なんだw全く記憶にございませんwww
 
 
3番目はブレグジットの話。もうちょっとデカい影響出るかなと思ってたけど、言うほど単純に没落してないのはさすがと言うべきか。てか国内の人たちの生活がどう変わったのか・変わってないのかとかは正直全然知らないので、ちょっと今度調べてみたいところやね。
 
 
最後のはfootball繋がりで(?)キャプテン翼のカルツネタ。まあ意味合いは単にインフルエンザになったって話なんだけど、「ハリネズミドリブル」ってどんなんだよwと当時突っ込んだ覚えがあるが、結局は次藤くんのパワータックルに吹っ飛ばされるんで、なんか大したことねー印象が強い。
 
 
どのナンバリングかにもよるだろうけど、特にⅢとかはパワー系よりテクニックでかわすドリブルは止めるのが難しい印象で、例えば翼のヒールリフト、ミハエルのローズダンサー、カルロスの分身ドリブルなんかは止められた記憶がほぼない(ただしミハエルなんかはシュートが脆弱なんで、抜かれても大して怖さがないがw)。あとは時期的なものだと思うけど、ダ・シルバ(元ネタはフランチェスコリか?)のパッションスタンピードも止められなかった記憶があり、これでゴール前まで運ばれてパッションスタンピードという組み合わせがかなり極悪で苦戦したことを覚えている。
 
 
 
2019/01/13~18
 
〈自己・責任・論〉
奇形的集団主義としての自己責任論。自己責任とはいかにも個人の領域。実際は回りに迷惑をかけるな、という集団主義の~。だからそれが というよりむしろ、世間を騒がせるな。という抑圧。だから背景などをよく調べることもなく、「こんなことで不安にさせやがって、許さん!」という条件反射的な噴き上がり。
 
レールから離れたらリカバリーが難しい。しかも空気を読めという集団主義なのに、包摂の機能は脆弱。正確に言えば、システムは存在するのに、それを使うなという圧力が強い。共同体による互助機能が弱体化してしまった。そして将来はもっと衰退していくと数字的に予測げ、なされている。常に抑圧と不安の中生きてるわけだから、そりゃ幸福度は低くて当たり前やん。
 
 
 
〈門仲カルネトライブ、高円寺新井屋、中野てらおお勧め作品〉
 
likely to succeed
 
1/27(日)
ホイスホイスコーレ
 
神社声援
 
愛しのアイリーン
ヒヤマケンタロウの妊娠
この世界の片隅に
秋の日は釣瓶落とし
 
植松勤
 
ガムラン
 
 
 
〈ブレグジット〉
「無能な味方は有能な敵より恐ろしい」
 
が今イギリスで実現されるかwktk状態
 
千年外敵に征服されなかった国は、自らの愚鈍さという重しで崩壊するのだから。
 
 
 
〈抜くな!抜くと死ぬぞ!〉
ワイの現状
 
どけっ!今のワシに近寄るんじゃねえ!インフルエンサー疑惑。

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