活動自粛でおかしくなるのは当たり前

2020-05-05 15:00:00 | 生活

この由宇霧チャンネルの動画はコロナによる活動自粛そのものを扱ったものではないが、「いかに人間が変調をきたすか」「それによる効果的な対応・対策は?」といったことが言及されていて参考になる(掃除はその典型。ちなみに私はSH中は店や公園とかには行かず、毎日You Tube動画を聞きながら日中に10キロ程度歩いとります)。


そもそも、自粛前は「ひきこもり」という存在を、私たちの多くは異様なものとして見てきたのではなかったか?「事情があるのはわかるが、家から出ない異常な存在」という具合に。そのことからすれば、いくら医学的な指標がどうとか、政府が発表したとかいったことがあっても、活動が大きく制限され、しかもその先行きが見えないとなれば、意識しないところで徐々に水位が上がるかの如くストレスが溜まり、身体に変調をきたすのはむしろ当然のことなのではないだろうか(実際、アメリカやドイツでは暴動さえ起こっているほどなのだから)。


そんなことは普段の生活やその時の思考からすれば容易に想定できるはずなのだが、なぜか「できて当たり前」・「やって当たり前」のような言説がちらほら見られるのにいささか驚きを禁じえない(普段も見られる負の斥力が、こういった災害などの時には前景化するということだろう)。緊急事態なのだから協力すべきだってことなんだろうが、その割にこの「緊急事態」を招いた政府のグダグダな対応については必ずしも厳しく批判するわけでもなかったりするから不思議である。


加えて、日本の場合は「自粛」なる微妙な言葉で、生活保障もあやふやだったりする。こういう二重三重にモヤモヤ・不安を増幅する環境が作り上げられているのだから、繰り返しになるが変調をきたして当然なのである。


私は専門家でもなんでもないので具体的なアドバイスができるわけではないが、食生活や部屋の間取り、あるいはちょっとした習慣づけだけでも身体・精神への負担は軽減できるので、ただ我慢して抑え込もうとせず、ダメなものはダメ、無理なものは無理と表面化・可視化して、対応の知恵を借りる方がよいだろう。


というわけで、まだまだ先は見えないが、くれぐれも皆さまご自愛ください。


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