
古河よ、私は帰ってきた(スネーク声のパイロット並感)!!
ということで、出発地の古河まで戻ってきやした。
初日は古河から3県の境界が入り乱れる場所を抜けて足尾銅山に行き、そこから奥日光を経て鹿沼に泊り、翌日は一度宇都宮に引き返した後に田島ときて古河の地を再び踏むことになった。
初日も思ったことだが、古河は入り組んだ狭い裏路地が多い印象で、ここはその最たるものだろう。
まあ博物館付近の造りはさすがに意識して後から構成したものだろうが・・・
受付では共通券を購入するか聞かれたが、時間的に難しいと思われるので単館のものを買った。
そして受付を通り過ぎると・・・
おお、これは美しい内装だな。俺が来たの美術館だっけ?
これはインテリアのデザインを眺めているだけでも満足度が高いね!
こちらは大塩平八郎ですか?いいえ、土井利位ですよ( 。∀ ゜)
まあ大塩の平ちゃんはもっと細めでゴツい感じなんで、近寄ってみたら別人やん!てわかるのだが(しかも古河は関係ない)w
ちなみにここで紹介されているのは『雪華図説』という雪の結晶の種類を記録・研究したものなんだけど、江戸時代の学問って鎖国の兼ね合いもあって、数学とか結構ガラパゴス的な発達を遂げてたりするんよなあ(数学者の関孝和などはその典型)。もちろん蘭学が入ってきて『解体新書』が出版されてたりもしてるんで、完全に隔絶されてたわけでもないけど。何というかその入り方や広がり方も限定的なんで、ものすごい独特な吸収・発達の仕方をしてるんだよな。
渡辺崋山による鷹見泉石の肖像画。
この絵は昔じいさんの家で崋山の伝記の表紙か何かで見た覚えがあるなあ。
当時は小学生で、「渡辺・・・火山て誰や?」くらいのまさに小並感を発動していた訳だが、後に蛮社の獄で切腹するに到った開国派の人物ということを知った。
ちなみにここで展示されているのは渡辺崋山ではなく、描かれた鷹見泉石の方である。
金色と碧のコントラストが非常に美麗であり、展示より先にそちらが強く印象に残る。
ともあれ、古河公方と室町幕府などの歴史展示を含め、中身をじっくり見て回ることにしましょうかね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます