フラグメント232:分断と統合

2020-04-27 11:55:00 | フラグメント
前者は2019年の「天然モノにこだわりたい?それってあなたの趣味ですよね??」という記事などへつながるが、昨日の「癒しニキを雇うより、人工知能を導入しようぜ!」とも連動している。なお、いつも書いていることだが、このような人工知能の発達やそれへの評価の仕方は人間を益々分断していくだろうと私は予測している。
 
 
後者は逆に統合(integration)の話で、直近では「トライデント:象徴的武器の由来」で書いたような内容だが、こういう関連性や法則性をおもしろがる性質は、宗教的世界観陰謀論とも無関係ではない、という話。だからダメだってことではもちろんなく、「なぜそのようなものが人を引き付けるのか」という視点がなければ、ただ他者を愚か者としてレッテル貼りして終わりだということである。
 
 
 
セックスドールの進化。それでもコストを払って生身の女性と付き合うか?生身の方が良いという人間はゼロにはならない。グラデーションや地域性。ただし、「セーフティネットとしてのセックスワーク」は崩壊の危険性あり。
 
つまり、セックスドールの進化は単に性愛関係を変化させるだけにとどまらない。ニンゲン社会をどう変えるかに興味がある。人口調整という「生ー権力」的コントロールに使われる可能性。性犯罪の抑止につながるかは見通しがたい。ただ、セックスドールが承認の枯渇まで包摂しうる存在となるなら、不全感からのadictや他者への攻撃性を防止することには多少有効だろう。
 
「モノ言う他者」との関係性よりLCL的な世界を望む??セックスドールの「権利」を他の人間の権利護持よりも優先する人が出てくる可能性→不幸な環境に置かれた動物には寄付をしたり同情するが、不幸な環境に置かれた人間には自己責任論を浴びせかける現在の(日本の)状況を見れば十分ありえる話。
 
 
〈意味〉 2018/11/23
duo.duet.アン、ドゥ、トゥロワ。
 
英語で聞く2にまつわるこれらの単語はフランス語起源→ノルマンコンクエストの影響
英語の中にはギリシャ語やラテン語起源のものもあり→ルネサンス期の影響など
 
「モノ」フィジテート→「単」性論。「モノ」ラル、「モノ」ポリー、「モノ」レール、「モノ」ローグ。「モノ」は一つ/単一。「モノ」カルチャー経済。モノわかってもカルチャーは?アグリカルチャー。なぜ農業?アグリ文化??アグリ=土、カルチャー=カルティベイトで考えるとよい。その名詞形か!
 
翻訳家の外国人。「メルヘン」と言われ、ナニイッテンノ?て反応すると、あなたは外国人なのになぜわかんないの?って顔される話。そりゃそーだ、発音がクソなのもあるだろうが、märhenはドイツ語やで(・∀・)なんで誰にでも通じると思っていたのか?じゃあ日本人のオメーは、「同じ東アジア」の中国語も韓国語もわかんのか??って話だ。
 
まあ他者性の欠落って言うよりもむしろ、ガラス(オランダ語)とグラス(英語)、ポン酢(ポルトガル語)って具合で日本語では外来語がグチャグチャに混ざりあってるから、意識したことさえないってのが正確だろう。外来語でいっしょくたにしてしまっているが、起源は全く違う。
 
バラバラのフラグメント。瓦礫の山。意味付けによって連関性が生まれる。君がその行為をおもしろいと思うのは、意味付けに価値を見いだす、あるいは法則性という名の意味付けに快楽を感じるからだ。
 
然り。だからこそ、意味への拘泥から抜け出すのは難しい。
 
なるほど、宗教や陰謀論が栄えるわけだ。

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