テレビ業界の衰退が言われて久しいが、実際こういう情報を見ていると、衰退する企業・業界の典型パターン(つまり他山の石)として興味深い。
そもそも人口減少でパイが縮小し、娯楽の多様化で競争相手が増えれば、以前のようにいかなくなるのは当然だ。
しかも、価値観や嗜好の多様化でそもそもマスで人を動かすことが困難になり、生活スタイルも多様化して決められた時間に同じものを見る(見せられる)煩わしさが前より強くなっていると考えられる。
しかしながら、そのような苦境を前に、企業人は抜本的な変革や新しい試みよりも、手っ取り早く数字に結び付きそうなものを右へ習えで採用してマンネリ化を招来し、かつそのような状況にもかかわらず以前の栄光(ジャパンアズナンバーワン?)が忘れられない、というのが今の状況だろう。
これらの体たらくを「マスゴミ」とこき下ろすのは容易だが、よく考えてみれば、改めて繰り返すが、衰退する企業・業界一般に当てはまる傾向であり、決して他人事ではないと言えそうだ、と述べつつこの稿を終えたい。
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