福江島南西部の井持浦教会のほど近くに大瀬崎断崖は存在した。
こうした景色は伊豆の奥石廊埼などでも見てきたが、
さすがにこの景色には圧倒された。
ファンタジーの世界にしか出てこないような断崖の突端に灯台が鎮座している姿は、あまりにインパクトがありすぎてしばし言葉もなくその様を見つめていた。
少しして落ち着いたところで、灯台への道(1.2km)を歩き始める。
岬にはよくある防風林が織りなす道だが、先の絶景を見た後だと異世界への入口にしか見えない。
蒼海に向けて伸びた道は、そのまま黄泉の世界へ誘うようですらある。
そして木々の間から見える灯台は、あたかも天空に浮かんでいるかのように見え、その神々しさはいや増すばかりである。
その姿をあと少しで間近に見れるのが楽しみで仕方ない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます