ひぐらし祭囃し覚書~決戦の日について~

2009-02-06 20:06:50 | ひぐらし
鷹野の躊躇いとその意味」に引き続いて祭囃し編最終日、すなわち鷹野たちとの決戦の日に関する覚書を掲載する。


◎綿流しの6/19が決戦の日…二つの意味での「祭り」


◎小此木の素早い対応
=単なるやられ役、ピエロではない。すでに大団円は決まっているため熱い攻防がないとダレる。


◎富竹が潜伏場所を変えないことの必然性が強調
富竹がマヌケじゃないと言いたいのは理解できるが、当の富竹自身が捜査に幕僚長が絡んできたことに驚いたりもしているから、事態の深刻さは十分に感じているはずだ。とすればやはり無用心な印象は拭えない。まあ相手の動きがここまで早かったことはさすがに読めなかった…ってところか。それにここで富竹が捕まるぐらいの不利がないと、先にも述べたように大団円が確定しているためダレてしまうという事情もあるだろう。


◎入江への羽入の助言=カードキーの話、赤坂への連絡
(共犯関係にある)プレイヤーの想いそのもの?


◎入江のミス
まあそんなものだ。かつての圭一に対する評価を想起。


◎二転三転する熱い攻防
秒単位、分単位で目まぐるしく事態は変化するが、実際には戦いの終了まで半日と経過していない(6/19の4:15~15:00)。繰り返しになるが、祭囃し編は大団円が決定付けられており、それゆえにプレイヤーがダレる危険性がある。それをよく理解した展開だと言えるだろう。


◎井戸の中でのやり取り
(a)誰か一人が欠けてもイヤ
と古手梨花は繰り返すが、やはり必然性があまり感じられない(一応PS2版の罪滅し編では重要な追加がなされてはいるが…)。

(b)羽入が介入する意味
とノートには書いてあるが、その先が空欄のままで意味不明。


◎裏切りの代償
小此木が梨花との約束を守らず地下祭具殿に兵を向かわせたのは周知の通りだが、それは兵力の分散となって作戦失敗へと繋がった(赤坂の活躍と葛西のリカバリー)。ありがちな言葉で裏切りを責め立てるのではなく、作戦失敗という現実的な形によって裏切りへの批判と事態の転換を同時に成し遂げた巧妙な演出と言えるだろう。


◎悟史の話
おそらく、事情もよくわからずに巻き込まれた詩音に戦うための強い必然性を付与するのが目的。


◎入江、富竹の見せ場
(a)悟史救出の時
入江のメイドインヘブン発動→アニメではカット

(b)車での脱出時
追跡する車を富竹が狙い打ちしてKO→アニメでは葛西がタイヤを狙撃

PCの方では見せ場を作ろうとしたが、アニメではリアリティを重視した、というところか。前者は雰囲気ブチ壊しだし、後者は車も一緒に狙撃しないことに必然性がない上にキーマンとなる富竹を危険にさらす愚行であることを考えれば、まあ当然の変更だろう。


とまあこんな具合。さて次回はクライマックスの部分を書いていくとにする。

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