A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

Day 029

2005年12月01日 12時47分29秒 | 航海日誌
第28日目(6月18日)
早朝よりポート・スエズ沖で待機、我々の船は第一グループの
総勢10隻のコンボイを組み、午前七時スエズ運河へ進入。
スエズ運河は紅海側ポート・スエズより地中海側ポート・サイードまで
140キロ、12時間の行程だ。

途中湖や運河が二本になっている所でコンボイ船団が上下すれ違う。
砂漠を行く貨物船が奇妙で面白い。

船はシナイ半島とアフリカ大陸の境い目をポートサイード、地中海に向けて進む。
シナイ半島側は砂漠だ。
第三次中東戦争の時の記念碑、また破壊された戦車の残骸などが記念の為か、
それともただ放置されているのか散見される。
シナイ半島側はあまり開発されていない。

それに対しアフリカ大陸側は灌漑も進んでおり緑も多く開発も進んでおり
大変対照的だ。
モスクや建物も結構立派な確りしたものが建っている。
住宅も端整に整っており
子供達が土手で船と併走している光景も微笑ましく平和だなあ!

船内では今日は一切の行事は無く殆どの人が一日中デッキで過ごしている。
お喋りは勿論、食事をしたり、御酒をのんだり、写真を撮ったり、
望遠鏡を覗いたり夫々に愉しい時を過ごしている。

スエズ運河の航行もサダド平和記念大橋をくぐると終わりに近づき
間も無く地中海の入り口、ポートサイードだ。
サダド平和記念大橋はエジプトとの友好の証に日本が架けた橋だ。
鹿島建設が造ったそうだ。

夜ポートサイードの街を散策、土産屋さんが五月蝿いくらいに付き纏う。
どうも「ワン・ダラー、ワン・ダラー」と連呼しているが
「廉いよ、廉いよ」と同意語のようだ。


コメント (1)
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