A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

死者の書

2012年09月19日 16時34分58秒 | 老後
9月12日(水)



六本木ヒルズの森美術館で「大英博物館エジプト展」が行われている。
見ものは「エジプトの至宝死者の書
37メートルにも及ぶパピルスの上に書かれた古代エジプトの死生観。















ミイラを容れるコフィンのレプリカの前で

古代エジプト人にとって現世は仮の世界であり来世への準備期間である。
生前の行為によって死者の判定が行われた。その結果次第で
死者は死後に再生・復活し永遠の生命を得るものと信じられていた。

死後に冥界の旅を経て来世で復活すると考えられていた。
「死者の書」とは様々な試練が待つ旅路で死者に守護の力を
与える呪文集、未来への旅のガイドブックでもあった。

盗みをしなかったこと 悪事をしなかったこと 詐欺をしなかったこと 
嘘をつかなかったこと 捧げものの穀物を盗まなかったこと
悪口を云わなかったこと 誰も泣かせなかったこと などなど・・・・
現在でも守らなければならないことが書かれている。
「死者の書」は来世で永遠の命を得る為に守ることが書かれている

冥界の王オシリスを礼拝

ミイラになって墓に運び込まれる

行く手を邪魔する鰐や蛇を退治

死者の心臓が天秤に掛けられ釣り合わねば有罪 
怪物に食べられてしまう

女神が両手で持ち上げて引き離したのが天と地の始まり

副葬品 来世ではロボットに農耕をさせる 農機具もある

副葬品 来世の交通手段




美術館は六本木ヒルズの52階にある。
同じ階にバーがありそこで一服。

新宿方面の眺望

皇居方面の眺望

東京スカイツリーも見える

国立新美術館が眼下に見える



帰宅したらケーキでもとロブションに立ち寄ったが食指が動かず

途中で和菓子を購入 抹茶とともに頂く

先日バーナード・リーチ展を観に行った折に求めた器、
イギリス セント・アイビスに住む日本女性の作、
その折は帰宅して止む無く家にあった加賀銘菓”、起上もなか”を
載せて写したものを弊ブログに載せたがどうもしっくりしなかった。
今日、こうして季節の主菓子を載せたところ、まずまずと・・・。
これからの季節、マスカットや柿が合いそうで楽しみである。