森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

パフィオペディラム やっと開花

2007年06月12日 | 自然観察日記
 山野を駆け回って植物観察が一番良いスタイルだとは思いますが、冬場の苦悩を紛らわすために少しだけ鉢栽培をしています。下手な横好きですが・・・。
 そのうちの一つ、パフィオペディラムが咲きました。ディレナッティーという品種名が付いています。数年前に東京ドームの世界ラン展で購入した苗がやっとやっと咲いたのです。ここまで世話をした苦労がある分、やはり感激ですね。
 取り上げたいものが沢山あるこの時期、ちょっと挟み込みました。一緒に鑑賞していただけると嬉しいですね。

センダン(センダン科) 3

2007年06月12日 | 自然観察日記
 望遠で写すとこんな感じで、とにかく花の量が多いですね。ごちゃごちゃと固まりになっています。
「センダンは双葉よりかんばし」という有名な言葉がありますが、残念ながら本種のことでなく、この「センダン」はビャクダンのことです。かすかに花の匂いはありますが、芳しい匂いはありません。
 秋に薄黄色の果実を沢山つけて遅くまで残ります。薬木としても優れていて腸整剤などとして利用されているそうです。

センダン(センダン科) 2

2007年06月12日 | 自然観察日記
 センダンの花を近くでまじまじと見たのは、実はこれが始めてでその美しさに感激です。いつもは高木のせいで、一つ一つの花を手にとって見ることが出来ないのです。
 こんなに素敵な花が咲いているのに誰一人車から降りて見ようとしません。気づかないのでしょうが、本当にもったいない話です。でも、一人悦に入って独り占めの気分です。

センダン(センダン科)  1

2007年06月12日 | 自然観察日記
 信濃川と分岐する中之口川の土手に県道が走っています。社用で通りかかった折、見事なセンダンの巨木が花を一杯咲かせて立っていました。あいにくカメラを持ち合わせていないので、要件を済ませた後再びカメラを持って駆けつけました。
 西日本など暖かい地方には多いのかもしれませんが、県内では自生はなく公園などに植えられている程度で会う機会が少ないのです。もっとも花の時期にでもないとついつい見過ごしがちなので、案外古い民家には沢山センダンが植えられている可能性がありますね。いずれにせよ、今回はじっくりと観察し堪能しました。